昨日の市場の話です。


予想通り、9割以上が中国の業者さんに落ちました。

以前は彼らが買うのは中国物だったけど、既にそんな物は無い。

私と同じで、和骨董も洋物も買う。

それも片っ端から。😰😭


どうしても欲しい物なら、頑張ります。

又その分野のピンは、私も含め、日本の業者が頑張る。

すんなり中国には渡しません。


でもその下は、気が付くとごっそり中国へ

行く。

私にしても、その辺りはあまり買えない。

コアなうちのお客様向きではないのです。

妥協して買っても売れ残るし、店のグレードも下がる。


今元気なのは、生き残りを掛けてピンを狙う業者たちだけ。

勿論彼らは買いません。


つまり、骨董ファンの裾野を広げるようなお品が、日本に残らない。


これって大問題だと思いませんか?

露天に並ぶお品のうちでは、上の方から無くなる訳です。

露天が貧弱になるはずだあ。😭😰😱


お昼休みに若い同業者と一緒になりました。

こんな危機感を話したけれど、ほんの一部の人にしか伝わらない。

骨董が好きでこんな仕事をしてるのは、僅かなのです。


そんな事より、目先の事。

そもそも、若い方のほとんどがハタシですからね。

そのお品が他所の市場で幾らで売れるかだけが問題。


海外の方の目線の変化など、気づく環境ではない。

話しても無駄と、徒労感を味わっただけでした。


ただ、既に中国の方が会主の市場が出来、日本の業者もどんどん持ち込むから、大盛況な事。

スクラップ屋(←中から良い物を救済出来る)は、既にほとんどが中国の方だと教えられました。


既に乗っ取りの第一章が、始まってますね。😭😰😱



(伊万里の五寸皿。色も生地肌も優しい)

今朝は昨夕に続いて、ニューヨークからのお客様。

気にいってくださったのでしょう。

友達夫妻を連れて再びの来店です。

瞳をハートマークにして、和骨董を見て下さる方々に、久しぶりにあった感じ。

気持ちが通じたと思える、幸せな一時でした。


日本の同業者より、よっぽど分かり合える。

もしかしたら骨董業界低迷の1番の問題は、骨董が好きで骨董屋になる業者が、少なくなった事かも知れません。


明日から2日間はメインの市場の大会です。

ビビッときたお品を、頑張って手に入れるぞ!


今日のお花は牡丹色の牡丹(?芍薬?判別の葉っぱが見えない😅)。