去年は立ち雛で力尽きたが、今年は頑張ろう。
先ずは江戸後期の内裏雛を出しました。


久しぶりに見る古いお雛様。😍🤩😍

やはりお顔の高貴さが違います。



これ、このお顔です。

渋い金屏風を立てたいけど、無くてとりあえず風炉先屏風を。
素敵だけど、落ち着き過ぎかも?


隣りに立ち雛も。

新入りの本命を飾る気力は、今日はなかった。
店内の模様替えは、体力と気力仕事なのです。
そのうちにご紹介しますね。
お楽しみに!

初出しで東大路通りを五条まで。
バスを降りた途端に、振り袖の方々に囲まれます。


「あれ?

成人式ではないし、卒業式?」

振り袖姿の方が溢れているのです。

 

隣には紋付き羽織袴の男性がいる事も。

(海外の方の結婚式の写真かなあ?)

 

茶碗坂を見ると、ここにも振り袖の方が沢山。

何と今は、清水寺界隈のレンタル着物のブームが、振り袖に来てるようです。

歩き易いように、下は自分の履物、スニーカー等が多い。

 

聞こえてくるのは、ほぼ中国語。

タブーを破る気負いもなく、すんなり着こなしているのは、あっぱれです。

皆可愛く、すらりとスタイルがいい。

界隈に氾濫する業者も、多分日本の方ではないのでしょうね。

次々と流行を作っていく逞しさに、感服します。

 

もうレンタル着物のあれこれに、何かを言う気にもなりません。

似合ってるもの。

完敗です。

 

成人式に乳牛模様の振袖の2人連れ(←こちらは日本人)が歩いていて、思わずガン見したのが、懐かしい記憶になってきました。

 モノトーンで纏めたこの2人は、スタイリッシュにも見えたしなあ。


頻繁に韓国出張する友人によると、向こうでも、チマチョゴリが1000円ほどでレンタルされているそうです。

民族衣装は、そうなる運命なのだろうか?

 

道一本ずれると静寂がある。
心を洗われました。

清水界隈はレンタル着物の激戦区。
そしてコスプレの格好の舞台なのでしょう。

ウインドウのディスプレイのチェックをしてたら、向こうからお座敷着の芸妓さんが。
この間、玉簪を買って下さった方です。
微笑みながら頭のそれを、指差してくれました。

瞳がハートマークです。🤩😍
別の次元の美しさと匂やかさ。
従いて行きたいよ〜お。

アバンギャルドが好きだった私。
こんなに保守的になったのは、年のせい?
いやいや、あんなのアバンギャルドでもなんでもない。
単に○○なだけ!と、毒つく事こそが、保守的?
 
本当のアバンギャルドを見なくては。
軽くてハチャメチャなようで、バックヤードで血の滲む様な創作の苦しみを経ている作品を見たい。

物を生み出すって、そんな簡単じゃあないはず。
コミックや漫画家さんの早逝は、そういう無理があるのだろうと、痛ましいです。