プレスリリース
2010年10月29日
がけっぷちの生物多様性キャンペーン実行委員会
「2020年までに生物多様性の損失をゼロに!」
政治的ガイダンスはCOP10を収束できない!!
松本議長は「政治的ガイダンス」を示し、各国に合意に向け最終交渉に着手するよう指示した。その中で新戦略計画のミッションは「生物多様性の損失を止めるため、2020年までに効果的かつ緊急の行動をとる」と記載されている。
しかし、2020年までにという時間的拘束が「効果的かつ緊急な行動をとる」という箇所にかかっており、「生物多様性の損失を止める」ことに対しての時間的拘束を定めていない。これは、生物多様性の損失を止めるというメインメッセージの実行という観点で、不十分な目標である。
28日に行われた新戦略計画に関するワーキンググループの中では、EUをはじめとした先進諸国だけではなく、発展途上国も2020年までに損失をゼロに、あるいはゼロに近づけることを目指すという生物多様性の保全に関するコミットメントを表明している。それにも関らず、議長国としての日本が示した「政治的ガイダンス」は、他国のコミットメントに十分に応える提案になっていない。
18日のオープニングプレナリーにて、松本議長は将来世代の生きる未来についても言及した。しかし、その未来を達成するには現状の目標案は不十分である。将来世代に対しても責任を持つ政府として、締約国として、そして議長国として、野心的かつ効果的な「2020年までに生物多様性の損失を止めるため、効果的かつ緊急な行動をとる」という強いコミットメントの合意を目指すべきである。
残された時間は24時間もない。将来を生きる世代であるユースとして、現状案を受け入れることはできない。これから残された時間で行う閣僚級会合の議論が、今後十年のみならず今後百年の地球の未来を左右する。私たちユースは、閣僚級会合に参加する全ての参加者に、真に将来世代の生きる未来を考えた目標の策定を求める。