【G.M.X channel】「HOT LIMIT」【セルフライナーノーツ】 | GAKオフィシャルブログ「Creation Theory」Powered by Ameba

【G.M.X channel】
第3弾動画

「HOT LIMIT」/T.M.Revolution

第3弾はT.M.Revolutionの「HOT LIMIT」をアレンジさせて頂きました!

以前Purple Stoneで出演したイベントにてOpening SEとして別アレンジを披露した事がありました。

その時のアレンジを更に狂暴に、より締まりのある展開に出来ないかなという思いから今回に至りました。

ゲストボーカルには風麻くんを起用しました。
Purple Stoneの制作過程においても、歌詞を彼が書き仮歌を録り、そのデータで編曲を進めるスタイルが多いので彼の歌声には日頃から馴染みがありました。

アレンジ自体もメタリックな仕上がりなので彼の声が合うのではないかと思い、ボーカルRECを依頼しました。

こちらからの細かい指定がなくともアレンジに沿った歌い回しを行って頂けました。
同じバンドなのでスケジュール的には同じ動きですが、忙しい中ありがとうございました!


アレンジ面においてのテーマは「EDM+メタルコア」です。

異なるジャンルの融合サウンドという解釈では、Purple Stoneでも見受けられるスタイルかと思います。

しかし今回は、"融合"ではなく"完全に分け隔てた展開"を意識しました。

冒頭から各セクション毎にEDMとメタルが交互に入れ替わるようなアレンジを心がけました。

ドラムのキック1つにおいても、メタルとダンスミュージックでは毛並みが違うので、音色の調整・フレージングには気をつかいました。

「ジャンルを分け隔てた展開だけど1曲を通して聴くとまとまっている」
そういった所をアレンジのゴール地点に定めました。


ただ例外として2番のAメロではジャズテイストを織り混ぜています。
これは以前から挑戦してみたかった展開でした。
過去にPurple Stoneの楽曲でも一部にこのようなアレンジにトライしたこともありましたが、どうしても上手くいかず諦めた事がありました。

音楽的成長がこのG.M.X channelのテーマの1つでもあるので「次こそは」という気持ちで再挑戦しました。

普段お世話になっているサポートドラマーのHIKOさんにドラムフレーズを教えて頂いたり、風麻くんからはジャズ的アプローチの概念を教えて頂きました。
そういった周りのミュージシャンのアドバイスを頂きながら、形としては纏める事が出来たかなと思います。


楽曲が完成して改めて聴いて、今回は比較的「初めての挑戦」という部分が多く見受けられました。

シャウトにおいてもいつもとは少しニュアンスの違う所を狙いました。
狂気に満ち溢れているメタルコア直系の高いシャウトにも挑戦しました。
シャウトを録音した時はちょうどスマホの画面が割れて使えなくなった直後だったので、負の感情を爆発させる事が出来たかなと思います笑

割れたのは誰のせいでもなく、落としてしまった不甲斐ない自分への怒りと哀しみの感情を込めました笑笑笑

第3弾も無事に完成していよいよ9月に入りました。
残暑を吹き飛ばす勢いで聴いて頂ければと思います。