【第七回】1st Full Album「赤と青」楽曲解説 「歌舞伎町バタフライ」編 | GAKオフィシャルブログ「Creation Theory」Powered by Ameba





□「歌舞伎町バタフライ」

4th single「歌舞伎町バタフライ」収録


・使用アンプ:
Fractal Audio System社 Axe-Fx Ⅱ XL+ 
・LINE6社 POD HD PRO

4枚目のシングルタイトル曲。
この曲はkeiyaくんがシングル候補として制作していたデモの中の一つでした。
keiyaくんの作ったメロディ・コードワークの良さを活かす事を常に意識してサウンドアレンジに挑みました。

この曲はある意味、今のPurple Stoneのロックサウンドを決定付ける音像に仕上げれたかなと思っています。ターニングポイント的な重要な一曲です。

メインリフ等におけるシンセとのミクスチャー具合・ヘヴィネス感・メロディの流麗さ、これらは今後のPurple Stoneに生き続ける要素だと思います。

録りで使用したアンプに関しては、Fractal Audio System社の「Axe-Fx Ⅱ XL+ 」。
一番最初はLINE6社のPOD HD PROというラック型アンプシュミレーターで制作を進めていました。
当時は「もっと色々なアンプを試したい」と模索していました。
実際「パラダイスダンス」「RIVER」に関してはPOD HD PROで作った音で構築されています。

▲ LINE6   POD HD PRO


その勢いで「歌舞伎町バタフライ」にも全面使用していこうと思っていました。
しかし、どうしても欲しい響き・音の広がりが得られず音作りに悪戦苦闘していました。
そこで意を決して前々から気にかけていた「Axe-Fx Ⅱ XL+ 」を導入してみました。
決して安い買い物ではなかったですが、結論から言うとこの曲に合う音の密度が得られました。
もちろんPOD HD PROにしかない良さもあるので今後も登場する機会は来ると思います。
Bメロに関してはPOD HD PROで録ったテイクをそのまま採用しています。

音作りの幅の広さからも現在のライブでのアンプとしても使っていますよね。
真空管アンプと違い、経年劣化のないシステム・気温湿度に影響されないサウンドの統一性・モバイリビティ等が最大の利点なのではないでしょうか。


シンセサウンドに関しては、歌中は敢えて突飛な事はせずオーソドックスな音を取り入れています。
普段からほとんどの楽曲で取り入れているのはサビ頭の「キラーン」と鳴るブライト系シンセ。
これがあるだけでサビの爆発力が変わります。
後はガラスの割れる音とウィンドチャイム。
これらを組み合わせるのは自分にとってマストな手法です。
こうした効果音に分類される音は「SE」(エスイー)又は「FX」(エフエックス)と呼ばれる事が多いです。

メインリフ部分(イントロ)ではドラム・ベース・ギターのフレーズに噛み合うようにダブステップ系シンセをスライスして散りばめています。
このような独特のシンセの音を「ワブルベース」と言います。
元々はベース音から派生したモノですが、極端なピッチ変動・フィルター加工等の過度なエフェクト処理を施す事により過激な印象を持つ音に仕上がります。

こういったスパイスを組み込む事で普遍的なロックのリフに差別化を計れると思います。
いわゆる「今っぽい」ロックテイストに仕上がります。


普段ライブでは良く一曲目に配置する事も多いです。
リリース当初はほとんどが一曲目でした。
というのも、先ほど記述したように「歌舞伎町バタフライ」はPurple Stoneにおいてのサウンド基準を作れた曲であります。
歌・サウンドのノリを見ても聴きやすくもハード・・・とバランスも取れていますし、5th single「パニックパニック!」と並んでPurple Stoneの名刺代わりになる曲だと思っています。

初めて見られた方々やずっと見てくださっている方々に対しての「これがうちらのロックサウンドなんですよ」という啓示の意味を込めてずっと演奏しています。


第八回へ続く・・・
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