能越紀行。
北陸道を降りて、
長岡に来ました。
長岡市内の摂田屋地区には、
醤油、味噌、酒などの醸造が密集している地区があります。
その一角にある、機那サフラン酒本舗に来ました。
↓蔵は鏝絵(こてえ)と呼ばれる装飾で彩られています。
サフラン酒は、
いろいろな生薬にサフランを入れた
薬用酒です。
一時は、養命酒と人気を二分するほどだったようです。
(今でも作られていますが、サフランは入っておらず、リキュールという分類のようです。)
初代の吉沢仁太郎が
明治初期に販売してから、
大ヒットして莫大な財をなしたそうで、
財産を惜しみもなくつぎ込んで
お屋敷や蔵が
建てられたようです。
↓「機那サフラン酒製造本舗」の看板も年季が入っています。
↓鳥の巣箱でしょうか
↓これだけの素晴らしい鏝絵の蔵ですが、
わりと地元の方も知らない方が多いそうです。
この日も朝の時間とはいえ、
他に見学されている方がいませんでした。
しかし、中越地震以降、
市民の方を中心に
建物を保存しようという動きが
強くなっているそうです。
↓蔵の扉の鏝絵です。
鏝絵蔵や、庭園、離れ座敷、衣装蔵など
時々公開されるようで、
鏝絵の蔵以外も贅が尽くされ、
見ごたえがあるようです。
↓ちょうどアオサギが来ていて、花札のような一枚です。
↓最後に記念撮影です。
…ちなみに
↓以前育てたサフランです。
なんと、球根を土に植えなくても鮮やかな色の花が咲きます。
それだけ、エネルギーがある植物なんでしょうね。
一つの花から、
３本のめしべしか取れない、
高価なスパイスです。
サフランのめしべをお湯につけると、黄色い色素が出てきます。
・・・サフラン豆知識でした。
続く
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