毎月第4金曜日は、午前・午後二本立てで渋谷ファッション&アート専門学校の公開講座。
今回のテーマは"夜景”。
私の持論として、透明水彩の場合、夜景は難易度が高く、雪景色は難易度が低いと思う。なぜなら後から明るい部分を描けない絵の具だから。
午前の部 デモンストレーション作品
午前の部は、雨の夜、哀愁漂うプラハのカレル橋に向かう道を描いてみよう。
Googleストリートビューではこの辺り。
昼の賑わいとは一変して雨の夜は寂しささえ感じるプラハの路地。
構図とパース(透視図法)の確認をしておく。
絵具で描く部分は鉛筆はいらない。
ファーストウォッシュは暗い部分を取り払ったベースとなる色。
最後まで生きるしっかりした色であること。
暗部・細部を入れて全体を整えていく。
ファーストウォッシュでベースとなる濃厚な色を一気に入れたことで、鮮度が高く透明感のある"闇”を表現できたと思う。その成果として哀愁漂う静寂の夜景が表現できている。
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