毎月第1・第3水曜日の午後は風景デモンストレーション講座。
今回は、バルト三国・ラトビアの首都リーガの日常風景を描いてみよう。
北欧の一画に位置する高緯度のバルト三国は、夏になると完全ではないが "白夜" となり、夜11時過ぎまで明るい。
Googleストリートビューではこの辺り。大通りから一歩入った道。ホテルの裏側に面している。
私が現地で撮った写真。
夕食を終え、ほろ酔い気分でホテルに帰る途中。
10時過ぎにもかかわらず、夕焼雲が光っていた。
《Step by Step》
鉛筆下描きは構図と塗り残しの確認。
ファーストウォッシュは空と建物、地上の暗さのベースを入れておく。
奥の木の暗さで建物を塗り残していく。
ここまで描いてきて、"白夜”感が弱く普通の昼の風景になっているので、地上を陰の中に入れる必要が出てきた。
熟慮の末、水彩画としてはかなりリスキーではあるが、地上全体にフタログリーン+パープルマゼンタの混色をかけて暗くしてみよう(グレージング)。
グレージング、ビフォア・アフター
なんとか“白夜”になったかな…。
※先に塗った色が乾いていても溶け出し(色泣き)濁る可能性があるため、できるだけ素早く一回で済ませる必要がある。
Baohong Rough 300g
最後のグレージングまで行けた絵とその前までの絵があるが、おおむね空の明るさと地上の暗さの対比効果が効いていると思う。
”白い建物”は白くはないし、夕暮れの樹々は緑ではない。思い込みや先入観は正しく見ることを邪魔することが多いんだよね。
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お知らせ
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■期日; 第1・第3 火曜日 9:00~12:00
■場所; 横浜画塾
(横浜市都筑区 市営地下鉄 センター南駅 徒歩4分)
■講座内容; 私のデモンストレーションを見ていただき、アドバイスしながら実技制作をしていただく講座です。
※私が、カルチャーセンター等でやっているスタイルと同じです。
■受講料;\10,000.-/月2回 入会金\10,000.-
■お問合せ・お申込み
y.gajuku@gmail.com または 045-942-7331
※お申込みは先着順となります。
※定員になり次第、締め切らせていただきますのでご了承ください。
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詳細およびお申込みは
TEL ; 03-3409-2661
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■NHK文化センター 青山教室
笠井一男 水彩技法デモンストレーション
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笠井一男・著 定価¥2,200.-(税込み)
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B5(257mm×182mm) 112ページ(オールカラー) 定価;1,944円(本体1,800円)
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最寄り駅; 横浜市営地下鉄 センター南駅 徒歩4分
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