教え方、学び方《改訂・再掲》 - How to learn, how to teach. - | 塾長の日記

塾長の日記

水彩画のこと、横浜画塾のこと、スケッチのこと、時事ネタ、美術全般のことアコースティックを中心とした音楽のこと、季節の移り変わり、おいしいもの、おもしろいところ…なんでも気づきのままに。

まず最初に断っておきたいのは、
私は、塾生の皆さんや文化センターなどのワークショップ受講者の方々を“弟子”と思ったことは一度もない。
強いて言えば“同好の友”であり“ライバル”なんだと思っている。
 
 
“笠井の弟子”はこの世にはいないということ。
なので、私の名前を"営利目的”で無断使用する人がいたら、"ニセモノ” 認定する。
 
 
 
 
さて、その上で、“教える” ということや “学ぶ” ということについて思うことを以前書き留めておいたので再掲したいと思う。
 
 
 
次の3つが大事なんじゃないかという結論に達した。



1.ヒントは言うが答えは言わない。
2.良いところと改善すべきところを言う。
3.“描き方”は教えず、“見方・考え方”を示唆する。強制はしない。



自身の感覚を磨き、自身で判断できるようになるためのお手伝いなので。
『先生は私ではなく、モチーフ(モデル、景色)なんですよ!』


そして、教え方があるのなら“学び方”もあると思い、それも考えてみた。

1.ヒントは聞くが答えは聞かない。
2.良いところは信じ、改善すべきはトライ&エラーで体得する。
3.“描き方”ではなく、“見方・考え方”を習得する心構え。

と言ってしまうと私の存在価値がなくなってしまうようだが、実は、答えはみなさんの中にあるので、それを引っ張り出すお手伝いができれば“講師冥利”につきるというわけだ。



“描き方”を教わってそれらしく描けたとしても、“見方・考え方”ができていなければ自分では何もできないことになってしまう。

できたとしても方法がいつも同じなので、どこに行っても何を描いても同じような絵になるし、グループ展をやったらみんな似たような絵が並ぶことになる。皆同じ絵を描いたって面白くもなんともないよね。観る方だって辛いはず。




私の敬愛する内田樹先生は教えるという行為は“おせっかい”だとも言っている。確かにそうかもしれない。
内田樹「器に合わせすぎては、学びは起動しないのです」 

そして、読んでいて大きくうなづいてしまった件がこの部分。

以下、引用 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 それは先生が弟子に対して一種の敬意を示しているというふうに言えると思います。たぶん、師弟関係においては、弟子が先生を尊敬するのと同じように、教える側も弟子に対してある種の敬意を持たなければいけないんです。「師弟愛」というようなものではなくて、もっと構造的なもので。習得に長い時間と努力が必要とされる知識や技能を継承するためには、そういうディセントな関係を作り上げることが必要なんだと思う。だから、師弟関係において、教わる側が何か本質的な気づきをある日得たときにいちばんびっくりするのは、「今までぜんぜん気づかなかったけれど、初めから師匠はこんなに素晴らしいことを教えてくれていたのか」ということなんですね。

 

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++以上、引用 終わり

こんな指導者になれたらなぁ…。

 
 
 
 
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