大谷翔平選手も、井上尚弥選手も、これ以上ない程の結果を残してスーパースターに上り詰めているが、そこまで行くまでのプロセスがあっての結果であることはご存じの通り。
※世間では、“努力の結実”などと言われるかもしれないが、それより前に“好き”だからこそやってきた結果だと思うので、“努力”嫌いの私としては、安易に“努力”などという言葉を使うべきではないと思ってはいるが…。
では、美術の世界ではどうだろう。
結果重視か、
過程重視か。
描き方から始めるか、
観察から始めるか、
ということでもある。
結果だけ良ければいいのか…
いい作品を産み出すために、自分なりのイメージ(閃き)を持って試行錯誤、反復練習を経験していること自体が楽しいことだし、その結果がいい形で出てくればさらに楽しい。
以前も書いたが、楽して結果だけよければいいのなら、美術の醍醐味のほとんどを自ら放棄しているということになると思う。
※“描き方”だけを聞き出して、一見 “上手そう” に見える絵が描けたら満足という姿勢では浅い絵しか描けないと思う。
幸いというか、当然というか、私の回りにそういう人はいない。たとえいたとしても、不思議なことにだんだん離れていく。
この作品は、記事とは直接関係ありません。
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良い指導者ほど、“観察の重要性”を説くだろう。
ダメな指導者ほど“描き方”しか教え(られ)ないに違いない。
“描き方(テクニック)”など覚えたところで、己が何を表現したいのか分からなければ使いようもないと思うのだが。
《おまけ》
ある小学校教師からこんな話を聞いた。
クラスの平均点が教師の査定基準の環境下では、答えに至る最短距離の“解き方”を教えるのが常態化。思考錯誤をさせる余裕がないらしい。
理系のように答えが1つでも、そこに至る“解き方”を探す過程が大事なんじゃないのか。
ましてや、答え自体が無限にある“表現”の世界では、言わずもがな。教育の本懐を見失ってるように見える。
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