大正時代の画家・版画家、吉田博の展覧会が今月30日まで熱海のMOA美術館で開催されている。
元々洋画(油彩画)でアメリカなどで評価され凱旋した吉田博。
黒田清輝のライバルだったともいわれ、マッカーサーが日本に降り立っての第一声が『ヒロシヨシダはどこにいる?』だったとか。
ダイアナ妃が所蔵していたという“光る海”
I heard that Princess Diana purchased this work in her lifetime.
その絵描き人生の紆余曲折を知るにつけ執念で掴んだ圧倒的な表現力に魅了され、この版画集が無性に欲しくなり手に入れた。
個人的には川瀬巴水より吉田博の方が好きだなぁ。
【参考資料】
海外での絵画(油画)の成功と裏腹に、国内では黒田清輝率いる“新派”全盛のあおりで、“濃厚”な吉田の作品は冷遇されることになる。 そこで、木版画の魅力に取りつかれ作画・彫り・刷りのすべてを数年でマスターしたという。 彼の木版画は、浮世絵のようでいて遠近感、光と影など西洋絵画の見方が存分に生きているので、一見木版画とは思えない空間が存在している。 そういう意味では、水彩画にも通ずる画風なので、構図、色、バルール、空気遠近等々大変参考になると思う。 一家に一冊、吉田博!
吉田博 全木版画集 ※私のおすすめ
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