今、世界中の水彩画家の間で、『アルシュに代わる紙』 として話題になっている中国の水彩紙 BAOHONG(バオホン)をいただいたので試しに描いてみた。
実は以前、友人の永山裕子さんから「アルシュに近くて使えるかも」という情報をいただいていた。
一度試し塗り程度に塗ってみて感覚は分かっていたが、今回、一応絵として1点描いてみて不思議な感覚を味わい、ちょっと考えが変わった。
それは、絵に没頭して描き進むにつれ、BOAHONGという紙のことを忘れ、いつものようにアルシュで描いている時と同じ感覚で描いている自分に気づいたのだ。
にじみ具合、染み込み具合、ウォッシュの感覚、重ねた時の感覚などがアルシュと似ているせいだと思う。
しかも、乾いても彩度が落ちない気がしたし、重ねた時に下の色が溶けにくいので塗り重ねても比較的濁らない。
"Envy Africa (羨望のアフリカ)" 35cm×45cm
ただし、まだ広い平面を塗っていないので、水たっぷりで広い面積をウォッシュする時はどうなるのかまだわからないところはある。
私が今回描いた紙は“学院級”という学生向けの廉価版のようなので、“艺术家級”はもっとしっくりくるかもしれない。
今度手に入れて実験しながらこのブログで報告したいと思う。
※ただし、この商品の写真を見ると“艺术家級~”のところに不明な線が引いてあって、ほんとうに”芸術家用”かどうかわかりません。
アルシュを筆頭に水彩紙が高騰している中で、いい水彩紙が安価で手にはいるに越したことはないと思い、皆さんにもご紹介しようと思った次第。
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