最近、特に塾生の皆さんに「意図のある構図」についてお伝えしているが、やはり「おさまりのいい構図」を基準に決めている人が多いようなので、改めてかみ砕いてお話ししようと思う。
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構図を決める根拠とすべきなのは、
1. 何を描きたいのか
2. どんな絵にしたいのか
3. 何を伝えたいのか
じゃないのかな。
構図を決める根拠が、
「おさまり」 では、
ツマらない絵にならないか？
「おさまり」は、「意図のある構図」が定まってからの“調整事項”程度のことだと思う。
EX.
“意図”先行で構図を決めているであろう極端な例
このヒビを入れるための構図と言っても過言ではない。
動画はこちら→"Blockquote Glass" by Andrew Scott
私の絵の意図を簡単に説明すると…
斜めに射す秋の光、そして長い影が描きたかったので。
摩天楼直下の 冬から春へ移り変わる気配を描きたかった。
田んぼの水たまりに映る空。静かな秋の田園。
鬱陶しい雨に濡れる道。 漂う湿気を描いてみた。
日本人は「和をもって貴しとなす」という傾向が強いが、こと絵に関してはわがまま(意図)優先でいいんじゃないかな。
破綻一歩手前のきわどい“和”を追い求めるべきだと思う。
知らんけど・・・。
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