石畳のテク解説 - How to express the Cobblestone -

昨日の午後のデモンストレーションコースではパリ・モンマルトルの絵の仕上げの時間が足りず、完成までお見せできなかったので、追加説明をさせていただこうと思う。

昨日の時間内では影を落として全体の光を現すところで時間となってしまった。しかし、そのままでは今一つディテイルの密度が足りず締まらない。

講習後、ある技法を使って10分ほどで手前の影の中の石畳を描いたので、簡単に説明しておく。

《技法解説》

 

影を先に描き入れ、完全に乾いた絵の具の上から石（ブロック）の形に水を塗り…

 

少しおいてからティッシュでふき取ると色が抜けるので、これをランダムに入れ…

 

次に暗い石（ブロック）もランダムに入れ、最後にブロックの隙間の暗い部分を描き入れていく。

完成作品より（部分）

この方法は、暗い中の少し明るい部分を後から描く(抜き取る)のに有効なので、時々使う技法だ。完全に乾いてからの方が効果的。

今回は、光の当たったところは敢えてディテイルを描かず飛ばして（露出オーバー気味）、影の中だけブロックが見えるようにして光を強調してみた。

水曜午後のデモコースの皆さん、試してみてください。

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