色の層と鮮度《改訂・再掲》- Layer of color vs. freshness - | 塾長の日記

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をかけて  時間をかけて  鮮度下げ   

 

何度も言ってきたが、透明水彩は描き過ぎるとドロドロになる危険性がある。

 
私は、できるだけ少ない筆数で最も効果的な結果を狙う "ルースペインティング"を私の水彩画の優先スキルと思っている。 
 
手数を極力減らしたうえで、作品の完成度を上げることが透明水彩画の極意… とさえ思う。
 
 
でも、それだけではなんだかちょっと物足りなくなってきたのも事実。
描き込んで、これ以上は無理という所まで手間をかけ、時間をかけて描いた絵にはそれなりの説得力がある。
それは透明水彩ではとても難しいこと。
※写真みたいに描くということではないです、念のため。
 
 
ある意味で、相容れないとさえ思える。
 
実現できたら、これは確実にとてもハイレベルなことだと思う。
 
 
 
透明水彩画なのに密度高く重厚。

何度も重ねていないのに深みのある味わいのある色。
 

一回塗っただけで、様々な色が現れる… 等々

 

鮮度 Freshness...
 
 
 

image
実はこの作品、何度も色を重ねてはいない。
重ねる回数を最小限にしても深さ・厚み・密度を表現できる方法のきっかけをつかんだと思える作品。
※詳細は12月発売の新刊で詳しく説明する予定。

 

 

 

 

 

 

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