水彩 “断捨離” Ⅱ - Recommendation of abandon Ⅱ - | 塾長の日記

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昨日の続き。

“描かない”とはいっても、何もしないわけにはいかないわけですから、
“どこを、どう描かないか” が重要になってきます。


まず、“どこを”ですが、

私の場合は、おおざっぱに言うと、
①主役以外(もちろん序列はありますが)
②よく見えないところ(陰の中とか)
③いらないところ(容赦なく切り捨て) 
 
ですね。


描くところと描かないところのメリハリを効かせるのが主な目的なので、意識は常に“鳥の目”で、主役の周辺は“虫の目”で!

描けば描くほど“差”がハッキリしてくるように心がけます。

全体が見えていない場合は、描けば描くほど全体が同じ調子、同じタッチ、同じ手数になってきてドロドロになってしまいますね。


“描かない”といっても、いろいろあります。そのバリエーションは描いて行く中で工夫しながら増やしていくとして、まずは意識が先だと思います。





では私の場合、描かないで“間”を持たせる方法のいくつか。

スプラッシュ(霧吹き)
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ニジミ・ボカシ
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垂れ流し(霧吹き)
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私の場合は、まだまだ消極的に使っていますが、もっと大胆に“描かない”良い作家はたくさんいます。

気に入った作家が“描かない”部分をどうやっているか、よく観察してみるのも良いと思います。







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