よくビジネスの教訓として『鳥の目、虫の目、魚の目』という比喩が使われます。言い得て妙。
この喩えは、ビジネスに限らず、何にでも有効ですよね。
絵を描く時は、“鳥の目”と“虫の目”が特に重要だと思います。
もちろん、“魚の目”も必要ですが、あまり時流を気にしすぎると“自分”の置きどころを“探る”ことになって、絵にはどうもふさわしくない。
ただし、水彩画の場合、“手順”という意味でしたら“魚の目”もとても大切ですね。
先日の“心と体”に共通する部分もあるかと思います。
絵を描く者にとって、ディテイルの観察も俯瞰からの客観的視点も両方持ちあわせることが大切です。
小物の静物と俯瞰の風景を例に載せましたが、決して静物が“虫の目”、風景が“鳥の目”という意味ではありません。念のため。
静物・人物・風景… 一枚の絵を描いて行く過程で、両方の視点・観点がフル活用されなければ、完成度のある絵にはならないでしょう。
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横浜画塾α展 ~作品と自画像展~
※塾生全員参加の教室展です。
10月28日(月)~11月3日(日)
サブウェイギャラリーM
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『 水彩風景 プロの手順 - なにを・どの段階で描くか - 』
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