10年ひと昔。 | 塾長の日記

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水彩画のこと、横浜画塾のこと、スケッチのこと、時事ネタ、美術全般のことアコースティックを中心とした音楽のこと、季節の移り変わり、おいしいもの、おもしろいところ…なんでも気づきのままに。

今年の10月で横浜画塾は開講以来、丸10年の月日が経ったことになります。
"Amazing!" です。


昨日も書いたとおり、私としてはただ淡々と、どうやったら皆さんと共に“いい水彩画”を描けるようになるか思考錯誤を続けてきた毎日です。

思えば、開講当初は部屋を借りイーゼルや椅子を用意したものの、誰もいないアトリエで一人ポツンと“入塾希望”の連絡を待つ毎日でした。そして、最初の入塾の連絡があった時のことは今でもハッキリ覚えています。 

あれから10年。私にとってはあっという間の出来事でしたが、その間の世の中の動きはまさに“激動”と言うべき10年だったことは間違いありません。


そして、“水彩画”を取り巻く環境も10年前とはガラッと変わってきたように思います。

まだあの頃は“水彩画”と言えば鉛筆でしっかり描いて薄い絵の具を塗り重ねていくスタイルが主流でした。しかし、今や水彩画愛好家たちは“淡い水彩画”では飽き足らなくなってきたようです。
私としてみれば、それは当然の成り行きだと思っています。なぜなら、水彩画にはもっともっと可能性があるはずだから。 



というわけで、今年の“横浜画塾展”は会場を今までの倍の広さにして、塾生の一年間の成果を思う存分見ていただこうと思います。10月1日(月)から一週間の予定。場所は市民ギャラリーあざみ野1・2階全面。


期日が近くなったら、またご連絡します!



今日の一枚。アトリエに来る途中の遊歩道です。 

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Sunday Afternoon 10cm×14.7cm


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