風をつかまえた少年② | 知識の増殖曲線

風をつかまえた少年②

以前紹介した本、「風をつかまえた少年」の話 ですが、
昨日テレビ東京の番組 でも取り上げられていたようです。

風をつかまえた少年
風をつかまえた少年

¥1,750
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この本、本当にお勧めなので是非多くの人に読んでみてほしいです。

「学ぶこと」の意味を改めて教えてくれる、という印象が強く、
そこがテレビでも強調されていたようですが、

この本の前半は、マラウイの(アフリカの)現状について、カムクワンバ少年の目から見た様子が綴られています。
はっきりいって壮絶です。
ここを読んで、私たちの暮らしを、世界の現状を、再認識することは本当に意味のあることだと思います。

写真や映像も訴えかけるものはあると思いますが、
文章の訴えかける力というのはまた異次元ですね。

そういう意味でも、本当にお勧めです。



カムクワンバ少年は、全く科学の根付いていない土地で、本を読むことで自力で夢を実現しました。
周りに立派な指導者がいれば最高ですが、そうではないことも多々あります。
性格、感性はひとそれぞれですから、子どものうちに尊敬できる大人に出会うことは実は少ないのかもしれません。
そんな時、より多くの智恵、感動を与えてくれるのは活字だと思います。
読書は疑似体験。そこに如何に臨場感を感じられるか。
活字を読む能力こそ、子どもに絶対に教えるべきものですね。