子どもの科学体験:ゲーム感覚で
先日、アリジゴクの自由研究
について書きましたが、今度はこんな記事です。
Biology Letters という、科学論文に載っていた論文。
Blackawton bees
これは、子どもたちに、本物の科学研究を遊び感覚で教えていき、ミツバチの生態に関する発見をし、それを論文にまでしてしまったというものです。
私たちは、ヒトはほかの動物と比べて突出して頭のいい生物だと考えています。
が、実はミツバチでさえ、結構頭がいいんです。
研究を子どもの視点(大人が考えもしなかった方法)でしてみたら、闇雲に蜜のある花を探しているわけではなく、ミツバチは空間的に「色がどう配置」されているのかを学習し、それに基づいて効率的に蜜の入った花のところに飛んでいくことができる、というのです。
あたかもパズルを解くように。
なんとすばらしい研究でしょう!
それを、8~10歳の子どもたちがしてしまったのです。
本研究は、実際に大学で研究・教育に当たっているLottoが指導をし、実施されたものです。
子どもたちの可能性はとてつもないものがある。
それを受け止めるのには、大人たちには覚悟が必要です。
自分たちがあずかり知らないところで、子どもたちが勝手に成長し、自分たちを超えていく。
それを受け止められるか。
また、そのプロセスの中で、子どもたちは悩みます。
その段階で、同じ目線で、同じ立場で、一緒に考え、ときには的確なアドバイスができるか。
「ゆとり」教育をするには、やはり周りの大人たち(教師だけではありませんよね)の質が問題なのだと思います。
自戒の念を込めて。
論文では、科学はクールで楽しいゲームなんだといっています。
そんな感覚、ぜひとも多くの人に味わってもらいたいものです。
閉塞感を超越するには、やっぱり「遊び」が必要ですよね。
Biology Letters という、科学論文に載っていた論文。
Blackawton bees
これは、子どもたちに、本物の科学研究を遊び感覚で教えていき、ミツバチの生態に関する発見をし、それを論文にまでしてしまったというものです。
私たちは、ヒトはほかの動物と比べて突出して頭のいい生物だと考えています。
が、実はミツバチでさえ、結構頭がいいんです。
研究を子どもの視点(大人が考えもしなかった方法)でしてみたら、闇雲に蜜のある花を探しているわけではなく、ミツバチは空間的に「色がどう配置」されているのかを学習し、それに基づいて効率的に蜜の入った花のところに飛んでいくことができる、というのです。
あたかもパズルを解くように。
なんとすばらしい研究でしょう!
それを、8~10歳の子どもたちがしてしまったのです。
本研究は、実際に大学で研究・教育に当たっているLottoが指導をし、実施されたものです。
子どもたちの可能性はとてつもないものがある。
それを受け止めるのには、大人たちには覚悟が必要です。
自分たちがあずかり知らないところで、子どもたちが勝手に成長し、自分たちを超えていく。
それを受け止められるか。
また、そのプロセスの中で、子どもたちは悩みます。
その段階で、同じ目線で、同じ立場で、一緒に考え、ときには的確なアドバイスができるか。
「ゆとり」教育をするには、やはり周りの大人たち(教師だけではありませんよね)の質が問題なのだと思います。
自戒の念を込めて。
論文では、科学はクールで楽しいゲームなんだといっています。
そんな感覚、ぜひとも多くの人に味わってもらいたいものです。
閉塞感を超越するには、やっぱり「遊び」が必要ですよね。
Real science has the potential to not only amaze, but also transform the way one thinks of the world and oneself. This is because the process of science is little different from the deeply resonant, natural processes of play. Play enables humans (and other mammals) to discover (and create) relationships and patterns. When one adds rules to play, a game is created. This is science: the process of playing with rules that enables one to reveal previously unseen patterns of relationships that extend our collective understanding of nature and human nature. When thought of in this way, science education becomes a more enlightened and intuitive process of asking questions and devising games to address those questions.Biol. Lett. 10.1098/rsbl.2010.1056 (2010).