どうもこんにちわ。
セリエは残り1試合、すでに優勝を決めているインテルは最終節、ヴェローナとのアウェイゲームに臨むわけではありますが、セリエ民の関心といえば残り1枠の降格チームを巡って3チームが争ってる残留争い、あとはアタランタが何位で終えてCL何枠になるか、くらいか。
そんな中、実は3週間後に開催が迫ってる
EURO2024
ここ日本では未だ放送する媒体が決まってねーってかそもそも放送されないんじゃないかと心配される声も多く聴こえてきますが(WOWOWどうした)、この度、今大会に出場するイタリア代表(アッズーリ)の召集メンバー【候補】30人が発表されたんで紹介。シーズン終了後の合宿を経て最終的に26人が本大会にいけるわけだが…
こちらが今回召集された30人のアッズーリ
当然、【破壊的攻撃の創造】インテルからはアチェルビ、バストーニ、ダルミアン、ディマルコ、バレッラ、フラッテージが順当に選ばれてる。おそらく最終26人にも残るだろう。
ただ、不思議な名前がある
ファジョーリ…?
昨年10月、違法賭博により7ヶ月の出場停止を受け、つい先日戻ってきた、つまり半年以上まともに試合に出ていない、そもそもユーヴェの絶対的主力でもなかった23歳の選手を…EUROのメンバーに招集…???
しかもである、30人の候補メンバーの中に、
ロカテッリの名前がないのだ
ユーヴェの主力選手が代表から漏れて、ユーヴェで今シーズンほとんど試合に出ていない主力でもない選手が選ばれてる…あらスパ爺ちゃん、マチガッチャッタノカナ?^^
考えられる理由としては、役割的な部分。
おそらくスパ爺は3月の親善試合で好感触だった3バックで本大会に臨むと考えられる。その場合、スパ爺の中ではボランチはジョルジーニョ、クリスタンテの2枚いればよく、ロカテッリの序列は決して高いものではなかったと。ユベンティーノの意見を見ると、どうやら本来適正ポジションはボランチではないのに、無理矢理ボランチをやらされて評価を落としていたとかなんとか。
そしてファジョーリは、IHの候補として考えられてるっぽい。しかし、バレッラやペッレグリーニ、フラッテージよりは明らかに序列は下で、おそらくリッチやフォロルンショと同等の水準、他にこのポジションができるイタリア人があまりいない、いわば消去法で残ってしまった感が強い。つまり、30人→26人になる際に、落選する可能性がある。
現状、IHの序列はわかりやすく字の大きさで例えると
バレッラ
ペッレグリーニ
フラッテージ
リッチ
フォロルンショ
ファジョーリ
って感じだろう。スパ爺が3-5-2で行くのか3-4-2-1で行くのかは定かじゃないが、選ばれてる8人のMFの中でIHをやれるのがこの6人であり、おそらくこの中から4~5人が選ばれる(たぶん5人選ばれると思う)。所属クラブで3バックをやっていないことを考慮すると、フォロルンショも危ないかも。
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あとね、3バックで臨むことが濃厚なのに
WGの選手こんないらんでしょ。
3-5-2だろうと3-4-2-1だろうと、所属クラブでWGでの起用が多かったオルソリーニでは厳しいし(ボローニャ躍進したとはいえ)、ザッカーニなんて新監督に代わってから明らかにラツィオでの序列が下がった(3バックに変更に伴い)。シャーラウィもローマでは3トップの時は出番あるけど3バックの時は出番なし(右WBで起用されてたっぽいけど、守備できないので話にならん)。
起用してほしいのは、ラスパドーリ、キエーザみたいにサイドでも勝負できつつストライカーとしての気質も兼ねそろえてるタイプ。あとはレテギやスカマッカのようなPA内で勝負できるFWでっせ。結局FWは4人いればいいと思うわけで、3-4-2-1でシャドー使うのであればペッレグリーニをシャドーで使った方がいいと思うわけで…。
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えー以上のことを踏まえ、
わたくしことルチアーノ・ガジレッティ監督が選びます
EUROに連れてく26人はこちら
落選は
メレト、ファジョーリ、シャーラウィ、ザッカーニ
3-5-2、3-4-2-1それぞれ考えてみました。
■GKはまずヴィカーリオ(を使ってほしい)
当然のようにドンナルンマが鉄板とされているGKだけども、3バックで行く場合ビルドアップにGKまで組み込むことは今や常識となっており、そうなると足元が壊滅的にダメなドンナルンマでは厳しい。ヴィカーリオの方がこの点は優れているし、セービング面で見てもドンナルンマと同等だ。メレトを落とした理由は単純に「ナポリ今期弱いから」。
■CBはそもそも6人しか読んでない。
この中で鉄板はバストーニ。他の選手で彼の域にいるものは現状いない。アチェルビはその能力もさることながら、ベテランとしてDFを統率するリーダーを頼みたい。右はスカルヴィーニかな。マンチーニ退場しそうだし。ちなみにこのポジションではガッティがすでに落選している(これはまぁ納得)。
■WBは5人選ばせていただいた。
左はディマルコが鉄板。カンビアーゾが控えである。
右が悩みどころだった。安定のダルミアンが間違いないが、おそらく本物のスパ爺はディ・ロレンツォを使いそう。ただ、個人的にディ・ロレンツォ今期全然なのよな…。ベッラノーヴァはまさに矢だ。途中投入で絶対に違いを見せられる。ちなみにダルミアンはCBもこなせるのも魅力だ。
■中盤はフォメによって臨機応変に。
ただ、どちらを選ぶにしてもバレッラとジョルジーニョは鉄板か。バレッラはもはや説明不要だが、ジョルジーニョは前まで「もうこいつの時代じゃない」とかいって代表からの引退をオススメしていたのだが、今シーズンはアーセナルでそこそこの復活を見せているっぽい(最近は控えが多いが)。そうなるとクリスタンテよりは序列は上かなってことで鉄板とした。
3-5-2の場合、バレッラの相方はペッレグリーニが好ましい。こちらはデ・ロッシが監督を務めるようになってからローマで確実に調子を取り戻しており、攻撃的MFとして覚醒した感がある。3-4-2-1でFWの一列下に配備してもいいと思われる。で、状況を見てフラッテージやリッチなど。
■最後にFW
一応言っておくと、3月にあった親善試合(2試合)は3-4-2-1だった。その時はラスパドーリかレテギを頂点に、その下にペッレグリーニやオルソリーニ、キエーザやフラッテージが起用されていた(スカマッカは召集外だっけ怪我だっけ)。しかし、ご存知の通りスカマッカがシーズン終盤戦に覚醒を果たし、それに合わせるようにアタランタも順位を上げ結局来シーズンのCL出場権を獲得、ELでは優勝を果たしている。調子の良い選手を使わない手はないよね。
3-5-2にしても3-4-2-1にしても、これらのメンバーを用意しておけば臨機応変に対応可能だろう。上で「いらない」と判断したオルソリーニついては、とりあえず残したほうがいいかなと。理由としては、左利きであることとザッカーニやシャーラウィに比べて攻撃的MFの特性があるかなと踏んで。あとはフォロルンショがどうかなってところ。
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ということでわたくしガジレッティ
以上の26人を本大会に連れて行きたい所存でございますが、本物のスパ爺はどうでしょうか。判断材料はシーズン後の合宿と、6月4日に行われるトルコ代表とのテストマッチ。そしてメンバー発表後、ボスニア・ヘルツェゴビナとの親善試合を経て本大会となる。
とりあえず放送するところ決めてくれ。