第32節 インテル対カリアリ | La Gajitta dello Sport

 

セリエA 第32節

インテルはカリアリをお迎えして2-2ドロー。前半にテュラムのゴールで先制するも、後半に追いつかれ、その後チャルハノールのPKで勝ち越すも、再度追いつかれる。

 

 

累積でラウタロとパヴァールを欠くインテルはご覧のようなラインナップ。昨シーズンのGKオナナが観戦に訪れていた。

 

DAZNでのアーカイブ配信で観戦。

ただ、今節はミランを初めほとんどの試合がドロー決着となってたことでなーんか嫌な予感はしてた。セリエ伝統の「お付き合い」…久々に見たね。そういえばあまり現実味はなかったけど、この試合の結果をもってインテルはユーヴェが10年前に記録した最多勝点記録、その更新の可能性が消滅した。

 

ガチガチに固めるカリアリ守備網の周りをパスを回しながらお伺いを立てつつ、ちょいと釣りだしたところで裏抜けを狙うインテル。先制ゴールはそんな形で、オフサイドで取り消されたけどもバレッラの幻ゴールもそんなんだった。

 

カリアリはひたすらルヴンボfeatショムロドフ体制。シンプルでわかりやすく、だからこそ怖かったねぇ。後半に入り64分、左サイドからのフィードをルヴンボが落としショムロドフに捻じ込まれた。対人&空中戦にめっぽう強いインテル守備陣だが、整う前に勝負を仕掛けられるのはやはり苦手なようだ。

 

チャルハノールのPKで勝ち越したまでは良かったが、今回はカリアリの最終兵器が黙ってなかった。ルヴンボに代わり投入されたヴィオラが15分間で大暴れ。投入から5分後に同点ゴールを決めると、その後なんとか勝ち越しを狙うもしょっぺー攻撃しか繰り出さないインテルを尻目にカウンターから決定機を連発。特に試合終了間際のフリーヘッダーは完全に1点モノだった。

 

つまり、普通に負けそうだったインテル。

2-2の同点とされてからの腑抜け具合は不振期だったあの頃のインテルだったな。機能停止してたからね。

 

の精神で怒涛の攻めを見せてほしかったよ。

 

(でもでもでーも、ヴィオラの同点ゴールの際、その前のラパドゥーラのアレはハンドじゃ…ないのかな…?どうやら確認すら行われなかったようだけど、リプレイ見たら確実に脇の空いた腕に当ってるんだが…)

 

ま、いいや

 

 

次節、(勝点14差あるけど一応w)天王山

 

インテルはミランに勝てば勝点差17となり、残り5試合でミランが逆転するのは不可能となるため3年ぶり20回目のスクデットが決定となる。

 

しかもミッドウィークにEL準々決勝を戦うミランと違い、インテルは1週間まるまる準備することができ、加えてお勤めを終えたラウタロ&パヴァールも戻ってくるし怪我人も特にいない、えーつまり、ベストの布陣&タイミングでこの試合に臨むことができます。

 

ただ正直、こういう時って

負けそうな気がする

 

サッスオーロ対ミラン

そんなミランはサッスオーロと3-3ドロー決着。ピナモンティ&ロリエンテで2点先制しても、勝ち越しの3点目をロリエンテが奪っても、なぜか漂うサッスオーロの「追いつかれそう臭」が面白い試合だった。

 

ウディネーゼ対ローマ

1-1の場面、残り20分だった。ローマのエンディカが胸の痛みを訴え担架で運ばれドレッシングルームへ。様子を見に行ったデ・ロッシがチームとして試合を続行することができないと判断したため、試合はそのまま中止となった。エンディカはその後、救急車で病院に運ばれたらしいが、幸いにも意識ははっきりしており、診断の結果気胸(肺に穴が空くことだったはず)とのこと。

 

規定に則り、残り20分をどこかのタイミングで消化する見込み。ともあれ、無事で良かった。