【UEFA CL】インテル対アトレチコ | La Gajitta dello Sport

 

UEFA CL (Round of 16 1st Leg)

インテルはスペインのアトレチコ・マドリーをお迎えして1-0勝利。後半のアルナウトビッチ弾が決勝弾。

 

 

すんません、都会に赴いて泊りがけで研修会&懇親会がありまして、今さっき帰ってきました。試合はもちろん当日の朝、見ましたぜい。

 

率直に言いますと、

インテル勝利は喜ばしいものの

2-0、3-0で勝てよ!って内容だったかなと。

 

10分頃まではアトレチコ左WBリーノに翻弄されすこーし圧倒されたものの、すぐに平常運転に戻ったインテル。同じ3-5-2を敷くアトレチコ相手にビルドアップの選択肢やチャンスクリエイトの質を見せつけ試合を支配するが…まぁFWが仕事しない…

 

予め言っておくと、

アトレチコの守備も良かったのよ。確かに。

アタッキングサードまで楽にボール運ばせてもらえたので「意外に楽に点入るかも?」とか思ってたら、最終ライン3枚の強度&粘りがすごかった(特にヴィツェルは相変わらず身体能力お化けだね)。PA内にボール進入されてからの「絶対に点はやらんぞ!楽にシュートは打たせんぞ!」という気迫はセリエではあまり見られないレベルだったよ。

 

ただ、

こちらのFWもこぞってダメダメだったのは確かで。

 

ラウタロとテュラムだけで前半4度くらい決定機あった気がするけど、どれも決めきれない。そして話題のアルナウトビッチ。巷では

 

アルナウトビッチありがとう(´;ω;`)

報われて良かったね(´;ω;`)

 

みたいな暖かい雰囲気だけど、本当にそんな甘っちょろいこと言ってていいのか?と素直に思ったり。3度あった決定機を全て台無しにし、特にラウタロとのワンツーで抜け出してゴール至近距離から枠にすら飛ばせないアレを見たときはミラノにテレポートしてぶん殴りたいとさえ思ったよ。マジでこの人、何なら決められるの?と。

 

ゴールシーンも地味にギリだった。

相手のミスからラウタロが抜け出した時、アルナウトビッチとダンフリースがラウタロと並走して走り出すんだけど、相手DFの位置的に俺にはこないだろうなと予測したのか、アルナウトビッチが途中でスピード緩めてるのが確認できるのよ。

 

結果的にラウタロのシュートがオブラクに弾かれてアルナウトビッチ側にこぼれたが、スピードを緩めていた彼はボールに到達するのが遅れ、角度が厳しくなったところから無理矢理押し込み、戻ってきたリーノの左膝に当たってゴール…

 

厳しい言い方をすると、仮にアルナウトビッチがあそこでサボらずにラウタロと並走し続けていたとしたら、リーノもオブラクも絶対に間に合わないタイミングとなり、誰もいないゴールに確実に流し込めたはず。いやほんと結果論なんだけど、なんてことない一瞬が勝負を左右するCL決勝トーナメントにおいては、そういうところの意識を高くもてるかどうかが大事な気がするのよね。

 

なので僕としては、

アルナウトビッチ、押し込んでくれてありがとう。

でもやっぱり、今後もよろしく頼む!とはならない^^;

 

※ちなみにこのゴールが決まった瞬間、僕とWOWOW実況者が全く同じタイミングで「ようやく」というワードを口にしました。

 

ラウタロも試合後、「アルナウトビッチは落ち着きが大事。ああいうのは僕にも起こりうるよ。」とフォローしていたが、この試合に限ってはカピターノ、あなたも3度ほど決定機逸っしてたし及第点とは程遠いパフォーマンスだったよ。どれかは決めてほしかった。

 

さてインテル、わずか1点のリードをもって3週間後にメトロポリターノにて決戦となったが、今回の試合で見せた3-5-2でぶつかった際の優位性をアウェイの地でも見せ、先制点でも取ろうものなら一気に楽な試合になる。ただ逆に今回の試合のように大事なところでFWが決めきれないと逆転での敗退も十分にあり得るって感じかなと。