第14節 ナポリ対インテル | La Gajitta dello Sport

 

セリエA 第14節

インテルはナポリとのアウェイゲームで3-0勝利。

前半チャルハノール、後半にバレッラ、テュラムが追加点。

 

 

CLベンフィカ戦で主力の大半を温存し、

ナポリ戦に照準を合わせてきたインテルはガチメンバー。

 

開始から「いつものVSナポリ」のような展開でポゼッションを許し、カウンターで機を伺うインテルだったが、早々からエルマスやポリターノの超弾道ミドルを浴びせられるも、ゾマーのビッグセーブやクロスバーに救われる。違和感たっぷりのマッツァーリの4バック、とはいえ腐っても昨シーズン王者ってところか。

 

10分ほど耐えたインテルはちょいと反撃。相手のスローインをダルミアンが跳ね返し、バレッラがワンタッチで前線の2人へ供給。ラウタロとテュラムの関係で最後はテュラムがゴールネットを揺らしたがオフサイドで取り消し。(VARだと結構ギリギリだった)

 

その後も基本はナポリペースだったが、たまにあるインテルの攻撃の方が匂いが濃いめとなる。にしてもナポリは中盤で起用されたエルマスの飛び出しがやたらと怖ぇ。

 

迎えた前半終了間際。カウンターからチャルハノールがアホみたいなシュートを叩き込んで先制。ミドルが得意な選手とはいえあの威力と弾道は普段見られないレベル。(地を這ってホップしてたぞ…)

 

良い形で前半を終えたインテルだが、後半序盤もナポリ。

今度は昨シーズンセリエMVPのクワラツヘリアが躍動。58分、オシムヘンの潰れから左サイドを抉られ強烈なシュートを放たれるも、またもゾマーのビッグセーブに救われる。

 

それから数分後、インテルに追加点。

左サイドの崩し、ラウタロのクロスに反応したバレッラが巧みにドリブルで相手を躱して左足で流しこんだ。なんたる効率の良さ。そしてバレッラは今シーズンついに初ゴールをマーク。試合に出てはいるものの結果が出ずに糞詰まりのブルドッグ状態だったが、これでようやく解放された。バレッラにゴールが生まれたことは今のインテルにおいて相当デカイと思う。おそらくこれからコンスタントに点取るだろね。

 

85分には3点目。左サイドのバレッラから右のクアドラードへ。クアドラードが低めのアーリーを放つと、走り込んだテュラムがずどん。ちなみにこのプレーの最初、バレッラにあっさり躱された【途中出場の】リンドストロムの棒立ちディフェンスはこのピッチに存在してはならないレベルの愚行だった。

 

試合はそのまま3-0で終了。1週間で3回目のアウェイゲーム、昨シーズン王者相手に快勝。しかもスタッツ面で上回れながらも効率よく3得点をたたき出したことに加え、欲しかった選手(バレッラ)にもゴールが生まれるなど良いこと尽くし。これはここからさらにノる流れではある。

 

でも怪我人ががががが

18分でデ・フライが負傷退場。アウグストが左CBに入りアチェルビが中央に入ったことで修正され、結局はアチェルビがオシムヘンを、ダルミアンがクワラツヘリアを完封するなど、急造ラインにしては出来すぎな結果だが駒数が足りないのはやはり不安材料である。

 

シーモによると、次節ウディネーゼ戦にはバストーニが間に合う見込みで、さらに翌週には(もしかしたら)パヴァールが復帰するかもしれないとのこと。この試合で腰を強打したダンフリースも微妙とのことなので、首位ではあるものの余裕のない状況はもう少し続きそう。

 

そういえばダンフリースが腰を強打し蹲ってる際、マイボールにも関わらずクワラツヘリアが中断を要求しプレーが止まったが、さすがMVP、人間性もずば抜けてるようだ。

 

 

暫定ですが順位表。

勝ったインテルは首位を堅持。

得点、失点ともに圧倒的な数字である。

 

ユーヴェはモンツァ相手にATに同点に追いつかれるも、無理矢理すぐさま勝ち越す「らしさ」全開の勝利。インテルをしっかりとストーキング。

 

注目はローマか。序盤こそ躓いたが、7節以降は(インテルに0-1で負けた以外は)無敗をキープ。今節はサッスオロとのアウェイゲームをモノにしついにCL圏内にこんにちは。ルカク、頑張ってるんですって(棒読み)。