Aaron Kitcher | La Gajitta dello Sport
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えーとですね、

今日は1つの動画をご紹介したいのだ。

 

 

まずこの人、誰やねんって思うかもしれないが、

Infant Annihilator

Black Tongue

という2つのバンドでドラムを担当している、Aaron Kitcher(アーロン・キッチャー)という人物であーる。

 

彼がInfant Annihilatorの楽曲である【C(xxx)Crusher】を演奏しているプレイスルー動画のご紹介なんだが、もうとにかくちょっと色々イッちゃってるのでぜひ見てほしいわけだ。

 

※視聴する前に

まずこの曲、激しい音楽に耐性がない方にはおススメできません。今回の動画はプレイスルー動画なのでボーカルの声は入っていませんが、実際は何を喋ってるか全くわからないほどの超高速の、そして不快感のあるデスボイスが入っております。加えて、興味本位で歌詞なんかを翻訳しようとしないでください。結構過激な内容です。バンド名&曲名からしてお察しかと思いますが…

 

それでは投下w

 

 

聴いてくれた方はまずこう思ったはず。「速っ!w」と。

 

ただですね、僕だってメタルな激しい音楽とはもう20年以上お付き合いしているメタラーでございますよ。これまでだって色んなドラマーのプレイ動画を見てきましたよ。

 

特にドラムに詳しいってわけじゃないですが、速いだけじゃダメ、手数が多いだけじゃダメ、地味で高度なテクニックを当たり前のようにやる、そしてオリジナリティ溢れるドラマーこそが真のドラマーなのだ的なことも理解しているつもりですよ。

 

これまでSlipknotのジョーイMetallicaのラーズSlayerのデイヴ・ロンバードLamb of Godのクリス・アドラーなどなど。パンクでいえばblink-182のトラヴィスなどなど。ドラムの達人たちのプレイを見てきましたが、誰が1番速いとか上手いとか、そんなこと考えたことありません。ギターだってそうじゃないですかか。どれだけ難しいフレーズを超高速で早引きできるかどうかが全てじゃありません。

 

ただこの動画を先日初めて見た時、これまで持っていた自分の概念が根本から覆されてしまった。どう表現したらいいのか…異次元って言葉すら生温いレベルである。

 

最初、動画の再生スピードがいじられてる?と疑いましたが、叩いた後のシンバルの動きを見ると普通の再生速度…この人、もしかして人間じゃない…???

 

特筆すべきは動画の2:30、あと3:44でしょうか。

右手一本で超高速のスネアロールかますんですよこの人。こんなん見たことないし、もうすごい通り越して笑ってしまいましたよ。そんでもって圧巻の超絶ドラミングを見せつけたと思ったら、動画の終盤では変態になってますし・・・一体何を見せられてるの・・・?

 

さてこの動画、かなり話題になったらしく、

860万近い再生数となっており、デスメタルという偏ったジャンルの、単なるドラムのプレイスルー動画であることを考慮すると・・・ちょっと異常な再生数でございます

 

色んなドラマーがこの動画のカバー動画を出してますけども、こぞって腕に負担をかけないよう、動き最小限で一応叩いているみたいな、プレイそのものが小さくなっているものばかり。Aaronのように本気で叩いている人は1人もいないかなー。

 

ちなみにこちらのC(xxx)Crusherですが、

 

 

The Palpable Leprosy of Pollutionという彼らの1stアルバムに収録されてまっせ。メタル好きはぜひとも聴いてほしい。全曲、とんでもねースピードで駆け抜けてくれる。ただ上にも書きましたが、激しい音楽に耐性がない方の視聴はおススメしません…。