BTOOOM!
★★★☆☆
アマプラで視聴。
10年以上くらい前のアニメだが、なんか目に留まったので視聴。
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あらすじ
自宅で日々オンラインゲーム「BTOOOM!」に没頭していた坂本竜太は、世界ランキング10位の日本人プレイヤー「SAKAMOTO」として注目される存在で、運営会社ティラノスのデバッグをしていた。定職に就かず、引きこもり同然の彼を持て余した母親は、ティラノスから送られた用紙に息子の名前を書いて、自らは自殺未遂を図る。
ある日竜太は、南海の孤島のジャングルで目を覚ます。そこにいる理由も分からぬまま、竜太は同じく島へ連れ去られて来た人々との、効果の異なる8種類の爆弾「BIM」を駆使した、リアル版「BTOOOM!」による殺し合いを強いられることになる。各プレイヤーの左手に移植された「ICチップを8つ」奪うことでゲームクリアを目指すルールにより、32人のプレイヤーのうち最大4人しか生還できない熾烈なゲームであった。
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良い部分と悪い部分が極端なアニメだった
ちなみにアニメ的にはまだ完結していないが、
2期の製作はほぼないと見込まれており、
今回の1期も「2期はないかもしれないけど、怒らないでね汗」みたいな終わり方をしてる。
良かった点としてはまず設定
題材となっているBTOOOM!というゲームで使用される武器が「爆弾のみ」という良い意味で縛りを設けつつ、ソナーで敵の位置を把握できるものの動いていない敵には反応しないという一種の制限をかけることで、ありきたりなバトルロワイヤル形式の作風に+αの面白みをもたらしている。
キャラも(一部を除いて)良い
特にヒミコちゃんのビジュアルは性格含め全アニメファンのアイドルに成りうる存在かも。その他、平さんや敵キャラ含め、生き残るために殺さなければいけないという複雑な人間模様も結構しっかり描かれてる。
それをぶち壊したのが主人公だろう
あのね、申し訳ないけど声優が下手すぎる。務めたのはこの作品で声優初挑戦となった俳優の本○奏○氏。まるで小学生の学芸会を見ているかのような違和感があり、とてもじゃないが感情移入できそうにないし、戦闘シーンにおける臨場感なんてものも与えてくれなかった。よくお笑い番組で見る「アフレコ」みたいなレベルで、せっかくの作風&キャラクターが台無しで…
ストーリー的にも後半に失速する
主に小田?だかっていうかつての同級生が参戦していることが発覚してから、その小田との関係性に回想を含め苦悩するパートが増え急に面白くなくなる。終いにはその部分に決着をつけることもなく、「俺は俺、小田は小田だ!」と勝手に納得して悪夢を振り払って無理矢理解決。
ついでに、戦闘シーンのインパクトなんかも10年以上前のアニメとのことで凡庸。もっと爆弾の特性を利用した頭脳戦みたいなものがあっても良かったような気もする。
ということで、良い点はめちゃめちゃ良いが、悪い部分が尾を引いて総合的に平凡なアニメだったかなと。