ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦
★★☆☆☆
アマプラでレンタル。
ハイキュー!!の劇場版でござんすね。
アニメ版にて、稲荷崎高校に勝利し春高バレー3回戦に進出した烏野高校。今作ではその3回戦、因縁の相手と呼ばれる音駒高校との一戦が描かれている。ちなみにカラス(烏野高校)とネコ(音駒高校)ってよくゴミ捨て場にいるよねってことで、旧人たちが「ゴミ捨て場の決戦」と呼称してるっぽい。
初めに言っとくとファンの方申し訳ない
低評価でございます。
稲荷崎高校との2回戦にて、13話分(約4時間半)もの尺を使っておきながら、因縁の相手である音駒高校との一戦を劇場版(しかも90分)でどう描くのかに注目してたが、原作見てない僕でもわかるくらい端折ってる感が隠しきれてませんでしたね。そんでもって大前提として、アニメとなんら変わらないクオリティのものをなぜ劇場版として公開するのか、この辺も疑問でしたね。そりゃファンは盛り上がるんでしょうけど…
ネタバレすると、1セット目2セット目こそ拮抗した展開となったものの、3セット目は音駒の弧爪くんのガス欠によりあっさりと烏野が勝利する。稲荷崎とあれだけの死闘を繰り広げた先の試合内容としては、少し物足りない。おそらく製作サイドは、何事にも無関心だった弧爪くんにバレーボールへの情熱や楽しさが芽生えたところにスポットライトを当てたかったんだろうけど…
で、これは作品の性質の話なんだけど、
90分という短い尺の中にやはり多めの回想シーンをぶっ込んでくる。今回は弧爪くんと黒尾くんがバレーを始めたきっかけところがやたらとクドイ印象でしたかね。あとね、試合中に両チーム
喋りすぎ
町内会対抗のママさんバレーの大会じゃないでしょーに。春高バレーの負けたら終わりの一発勝負の場面で、なんでネット挟んで友達感覚でベラベラと喋っとんねん…。こんなの現実的にありえないでしょ。自ずと緊張感が薄れるんだが、これはスポーツ系アニメとしては致命的なのでは?と思う。
あとこれはアニメ版のレビューでも書いたんだけど改めて。スポットライトを当てたいキャラが多すぎて肝心の烏野高校、要は主人公の高校のキャラが立ってない。端から見たら日向くんと影山くん以外全員モブキャラに見える。特にキャプテン、エキストラかよってくらい薄い。
ブルーロックもあまり個人的には評価していない作品なんだけど、それでも主人公以外のキャラはしっかりと立たせてたし、「負けたら終わり」の緊張感はそこそこあったからね。まぁハイキュー!!と同じく合間で色んなやつが喋る&無駄に多い回想シーンでスピード感は皆無だが。
…
ということで準々決勝に進出した烏野高校
相手は鴎台高校とのこと
どうやら音駒高校との一戦が映画2部作の1発目だったとのことで、このVS鴎台高校との準々決勝も映画化待ちとのこと。これは…果たして終わるのは何年後なんだろうか^^;
