【映画】ホビット3部作 | 別冊! LGdS

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FORZA INTER

 

ホビット 思いがけない冒険

ホビット 竜に奪われた王国

ホビット 決戦のゆくえ

★★★★☆

 

約9時間、毎日暇な時に少しずつ見てまして、先日ついに完遂しました。

 

2001~2003年に公開されていた映画「ロード・オブ・ザ・リング」(以下ロード~)3部作において、フロド・バギンズ(イライジャ・ウッド)に力の指輪を託したビルボ・バギンズだが、この「ホビット」では、そのビルボ・バギンズの青年期の冒険、指輪を手に入れた経緯なんかが描かれている。つまりいうと、時系列的にはロード~の前のお話。

 

3部作、約9時間というのを踏まえると、いつものように気になった点を挙げていくとキリがないので、今回は雑感だけにしておきます。(※ネタバレ有り)

 

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舞台としてはロード~より60年くらい前の世界。邪竜スマウグに奪われたドワーフの王国「エレボール」を奪還するため、ドワーフ、ガンダルフ(魔法使い)、ホビット(ビルボ)が力を合わせて戦います、がメインのファンタジー映画。とはいえ、スマウグ退治は3作目「決戦のゆくえ」の序盤で終了しており、最後はオークVSその他の種族の壮絶な戦が軸となっている。

 

ロード~シリーズが個人的に完璧な映画の1つだったこともあり、ピーター・ジャクソンが引き続き監督を務めたこの「ホビット」シリーズも出来としてはさすがの一言だった。圧倒的な世界観から息を呑む展開、魅力溢れるキャラ(種族)、壮絶なバトルシーンに至るまでやはり最高峰のレベル。(お金も相当かかってそうだ・・・)

 

指輪を登場させ(むしろ指輪大活躍w)、ところどころでロード~に繋がるような演出もあり、「思いがけない冒険」には友情出演のような形でフロド(イライジャ・ウッド)が序盤に出演し、「竜に奪われた王国」以降はレゴラス(オーランド・ブルーム)なんかが主要キャストとして出演している。

 

残念なのが、ある程度展開が読めてしまうところ(仕方ない)。異世界ファンタジーのため、悲惨な描写や絶望的な展開なんかは控えめで、基本は正義は勝つのじゃをモットーに作られているので個人的に刺激が足りない。

 

60年前の設定であることから、ロード~に出演しているビルボやレゴラス、ガンダルフなんかは絶対に死なないことがネタバレしており、逆にドワーフの王トーリンなんかは重要性MAXなのにも関わらずロード~に出演していなかったため死んでしまうのかな?とある程度予想がついてしまう。感動も少なめ。

 

また、主人公のビルボ・バギンズを演じたマーティン・フリーマン、悪くはなかったんだがロード~のフロド含む4人衆に比べるとそこまで魅力はなく、本来の敵であったスマウグも造形こそ素晴らしかったがあまりにもあっけなく倒せちゃうし、壮絶なラストバトルも常に緊張感と絶望感があったロード~に比べると見劣りしてしまう部分がチラホラあった。アゾグという敵の幹部的なやつを倒しただけで、大元は倒せていないですし。

 

ということで、★4