正体
★★★★☆
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あらすじ(wikiより:原作)
埼玉県の民家で、住人の夫婦と2歳の息子が殺害される。悲鳴を聞いた隣人が通報し、駆けつけた警察官により、18歳の少年・鏑木慶一が現行犯逮捕される。鏑木は死刑判決を受け神戸拘置所に収監されるが、逮捕から一年半後、19歳で拘置所を脱走する。
鏑木は偽名を使い、整形し、逃亡先で様々な人と出会う。同じ工事現場で働く仲間の窮地を救いたい野々村和也、8年に渡る不倫が終わったばかりの安藤沙耶香、冤罪で名誉を傷つけられた元弁護士の渡辺淳二、新興宗教に入信した途端不幸に見舞われる近野節枝は、鏑木に助けてもらう。そのあと彼らは、あの誠実な青年が一家三人が惨殺された事件で極刑を受けた死刑囚だと知り、あまりのギャップに困惑するのだった。
脱獄から一年後。グループホームで働く酒井舞は、同じ職場で働く、思いを寄せる先輩・桜井の正体が鏑木であることに気づいてしまう。ほどなくして、他の人間によって鏑木は警察に通報されてしまう。グループホームを警察が包囲する中、鏑木は舞に自分がなぜ逃亡したのかを語り始める。
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アマプラでなんか目に留まったのでレンタル。
原作は2020年に発売された染井為人の長編小説で、2022年にWOWOWにてテレビドラマ化(主演は亀梨くん)、そして2024年に映画(今作)が公開という流れ。ちなみに今回は映画単体でのレビューとなります。
一言でいうと
良い映画だけど、惜しい…
映画としての展開や3部構成それぞれの尺やテンポもよく、ダレる展開もないし無駄な回想シーンも少なめ。ちょっとこれはどの時間軸?とわからなくなる部分はあったが、2時間があっという間に感じるような工夫が見れました。
てか横浜流星ってあんないい俳優だったんですね。最後に見た映像作品といえば、ピンク色の髪の毛で受験勉強しつつ深田恭子にアタックする高校生だったかな(ドラマだったけどタイトルは忘れた^^;)。ルックスは言わずもがな、個人的にはあの声が良いやんと思ったり。国産のドラマや映画、あまり見ないので知りませんでした。山田孝之も今回はおふざけなしの硬派な警部役で、吉岡里帆は相変わらずの美貌でした。
※ここからネタバレ
気になったところと言えば、鏑木が逃亡中に接触した3人それぞれとの絆の深さのバラつきかな。鏑木は逃亡中、主に野々村(SixTONESの人)と安藤(吉岡里帆)、そして酒井(山田杏奈)と関係を深めていく。後にこの3人は安藤の父(弁護士)とともに鏑木の無実を証明しようと弁護団みたいな形で活動を共にするのだが…
ハッキリ言うと、安藤以外の関係性がそこまで深まってない状態で進行している気になった。序盤の工事現場の仕事シーンにおいて関係を深めた野々村も、結果的には懸賞金300万に目が眩んで警察に通報し裏切ってる(鏑木にとっては少なくともそういう男で終わってるはず)し、酒井もまた、鏑木に思いを寄せ一度デートしたものの、安藤ほど関係が深まってるようには思えなかった(シンプルに時間が足りてない)。
野々村パート、酒井パート、それぞれ5分ほど追加で関係を深めるようなシーンがあれば、終盤に鏑木が収監されたあとの対話のシーンもまた良いものになったような、そんな気がしました。野々村に至っては、後に「ダチだったし、いいやつでしたよ」って警察に通報しようとしたが最後では信憑性に欠けるし、逆に弁護団に取り入りどうにかして懸賞金(300万→1000万にUP)を頂こうと画策してるようにも感じてしまう危険性も。
おそらくキャスト的に助演の山田孝之と吉岡里帆が抜きん出ているし、役的にも重要な人物だったため、それを際立たせるための処置なのかなって思ったが、どうなんでしょうね。あ、又貫(山田孝之)の最後のシーンは良かった。会見の場で上司に思いっきり逆らって堂々と「誤認逮捕の可能性があります」と公表したシーン、あれはスカッとしましたね。
ドラマを見れば、このモヤモヤは解消されるのかな。
ん~…時間があれば見ようと思います。
