プレデター:バッドランド
★★★★☆
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あらすじ(wikiより)
ヤウージャ族の若きプレデター、デク。 プレデターの中では体躯が小さく非力ゆえに一族の恥とされ、族長でもある父から存在を抹消されようとしていた。戦士としての証を立てるため、デクは最も危険な惑星〈ゲンナ〉へ向かう。 目標は、そこに棲む最強の捕食者〈カリスク〉。不時着したデクは、原生生物の襲撃を受けながらも生き延びていた。 その道程で、破壊され上半身だけとなったアンドロイド――ティアを発見する。 ティアの目的もまた、カリスクとの接触だった。こうして、はみ出し者ふたりによる危険な旅が始まった。
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Disney+で視聴。
暇つぶしにB級映画でも見ようと思ったら、意外にも良作。主演はディミトリアス・シュスター=コローマタンギという俳優で、申し訳ないが見たことのない人。助演はエル・ファニング(ダコタ・ファニングの妹)、この人はキレイでしたね。顔が幼い頃のダコタ・ファニングにそっくり(宇宙戦争あたりの)
※ここからネタバレ
プレデターといえば、【超技術の最先端武器で戦う孤高の戦士】ってイメージがあったんだけど、このイメージを良い意味で取っ払ってくれた感じ。序盤のデクからは類稀なる戦士感があったが、ティア(エル・ファニング)に出会って徐々に心を開き始め、かわいいお猿さん(バト)も仲間に加えて殺伐とした世界観ながらもファニーな冒険モノの様相になる。
良かった点としては、
真面目なことを書くと強者の定義が映画を通じて【狩る者】から【守る者】に変化していく部分。作中でティアが地球のオオカミの話をするシーンがあるのだが、その逸話どおりにデクが変わっていくところが良かったかなと。終盤にティアを助けにいくところ含めて、話がちゃんと通ってる。
バドが実はカリスクの子供でしたって展開も意外だったし、最終的にカリスクを狩るのではなくバドと共に従える(後にカリスク死んじゃうけど)ってシーンも、デクなりの、デクだからこそできる強者の証なんだなと。
ティアもまたアンドロイドながら良いキャラ。序盤はひたすら喋っててウザったい一面もあったし、終盤、バドの母であるカリスクを助けるために「私に策がある(ドヤ)」と言い放ったと思ったらシンプルに敵の衣類を着て徘徊するというなんてことないムーブ。そしてこれに同調するバドがお茶目でかわいすぎた。ティアの脚もまた面白くて良かったよ。
あとは終盤、ティアを助けに行く前にデクが母船に戻って武器を揃えようとしたらぜーんぶテッサ軍団に押収されていて、これを見るや武器を現地調達を開始するところ。カミソリ雑草や爆発する毒針植物、なんか針みたいなものを噴射するミミズに至るまで、それまでの旅路で出会った全てのモノを武器化するシーン、あれも良かった。デクなりの強さを見出し、兄を殺した父への復讐を果たすシーンがあっさりめだったところもGOODでした。「家族ならもういる」ってなんか刺さりましたよ。
総じて言うと、全てのシーンに意味があって映画としてまとまりがあった。こういう部分の作りをしっかりしてくれると例えプレデターのような映画であろうと面白くなるんだなと。
残念ポイントとしては2つ。
まずは完結してない部分。デクの母が帰還したところでフィニッシュしてるので、まぁ続編の匂いがプンプンする。製作陣が同じなら映画館に行って見ようかと思うけど。
あとはこれ個人的な要望というか…「もっと仮面つけて戦ってほしい!」かなと。作中を通して、基本的にデクは素顔のまま戦ってるんだけど、プレデターの象徴といえば、あの仮面ってイメージが昔からあってですね、いや別に素顔がキモイから見たくないってわけじゃないんだけど…あの仮面があってこそのカッコ良さってあるじゃないですか。人間ドラマ(人間1人も出てないけど)の部分がいいので、あえての素顔で表情重視だったのかな。
とはいえ、地味に見て損はない映画。
普通にオススメでっせ。
