別冊! LGdS

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FORZA INTER

 

劇場版ゾンビランド・サガ

-ゆめぎんがパラダイス-

★★★☆☆

 

娘と映画館で鑑賞。

2人で暇してたので、映画でも見に行くかーと思いおもしろそうなのを探していたら、まさかのゾンビランド・サガの劇場版が公開されていたことに気付く。

 

実は僕も娘も当時このアニメを見てまして(てゆーか僕が好きで娘にも見せていたw)、一気に見たい欲が爆発して見に行くことになりました。その他、キメツやらチェーンソーやらゴールデンカムイやら候補がありましたが、娘もこの中だったらゾンビランドサガ!と納得してくれたので…まぁ…

 

知らない人のためにいっておくと~

過去、色々あって死んじゃった女の子たちを巽幸太郎なるアイドルプロデューサーがなんらかの手法によりゾンビとして復活させ、アイドル活動を通じて愛する地元・佐賀県を救おうというのがコンセプトのアニメ。これまで2期まで放送されていて、今作が初となる劇場版となる。

 

ここからネタバレ

 

今作のメインは画像中央におります山田たえちゃん。アニメではこれまで、7人の中で唯一自我を取り戻せておらず、「あーあーうー」と呻き声をあげてるだけのよくわからない存在だったが、今作ではひょんなことから自我が覚醒し、途端にヒロイン級の活躍をしだす。

 

舞台としては佐賀県で行われる万博?みたいなイベントの直前。フランシュシュは招致アイドルとして宣伝活動に勤しんでいたが、そこにあろうことか宇宙人が襲来。しかも、コメディ要素ではなく結構ガチめのSF路線である(この設定のアニメとしてはだけど)。まずは地球上の様々な動物を調査し、その上で地球征服を目論んでいるという徹底ぶりですし。

 

動力源となっていた3つの不思議な石の1つを、こちらも訳もわからず宇宙船に連れ去られた山田たえちゃん(0号)がアイスと勘違いして食べてしまったことで、自我が覚醒し途端に凛とした頼れる姉貴キャラが誕生するわけでございます。

 

詳細は省きますけど、まぁゾンビランドサガの劇場版としてはこんな程度なのかなと。戦闘シーンなんかはアイドル映画なのにクオリティ謎に高めでしたし、肝心のストーリーとしてはまぁ物足りない部分もあったのでうーんな印象だった。

 

1番納得いかないのが

巽幸太郎、あまり出番なし

なところだろう。このアニメの最大の長所である巽幸太郎、コメディ部分の大半を占めつつ面白さを倍増させてくれる彼の特性が今作においてはあまりにも少ない。それどころか、真面目キャラになってる部分もチラホラあり、「これを除いてしまっては…」というのが素直な感想。せいぜい終盤、源さくら(1号)と山田たえ(0号)が敵地攻略の際に爆発に巻き込まれたシーンにおいて、「うわ~~~~ん!!!いやだいやだぁぁぁぁぁ~~~~~!!!」と幼稚園児のようにのたうち回るところくらいか…おいおい、全然足りないぞ。

 

とはいえ、ラストのライブは鳥肌もの。

そりゃゾンビとはいえアイドルがメインの作品ですもん、ここは力入れるよね。一応初見の方のために、冒頭に軽く振り返りもあるし、そもそもストーリー性はあまりないアニメなので、見てなくても全然見れる映画ではあります。