ドメーヌ・ベルナール・モロー シャサーニュ・モンラッシェ | 瓢箪仙人のブログ

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ネットで調べてわかったこと、自分が飲んだワインの感想の備忘録としてのひとりごと。自分自身の備忘録となるとともに、読者の皆様の参考になるような情報提供となるよう、努めていきたいと思っています。('21.11.12. 東京都小金井市 ジュウガツザクラ)

有料試飲会に行ってきました。

シャサーニュ・モンラッシェというとベルナール・モレを始めとするモレ一族の名前は聞いたことがあるが、似て非なるモローのものです。試飲したのは以下の5本。

 

ブルゴーニュ・シャルドネ 2017年(白)
シャサーニュ・モンラッシェ 2017年(白)
シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru シュヌヴォット 2017年(白)
シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru モルジョ 2017年(白)
シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru シャンガン 2017年(白)

 

価格的には、広域4000円、村名9000円、1級14000円くらいのワインになります。

 

葡萄の完熟を待たないのか、どちらかというとナッツ系の香りには乏しく、パッションフルーツやライムなど若々しい果物の香りが主体で、香りの強さと味の濃度は、そのまま価格に比例する感じです。

 

広域は薄めになるのは避けられないですが、あちこちの葡萄を混ぜるせいか、ナッツ系の香りから青臭さも含め若々しい香りもして、村名・1級よりむしろ複雑で、まとまりがないとも言えます。しかし価格を思えば、これはこれで十分楽しめます。

 

村名と1級は、濃度が少し違う程度でそっくりで、香り、酸味、果実味のバランスも良い感じで、畑違いを感じることのできる方でもなければ、村名で十分です。1級の畑の違いは、わたしの識別力では言われればそんな気もする程度の差しかなく、ヴィンテージの違いの方がずっと大きいのではと思う程度の違いです。

 

ボトル買いの普段使いに村名ではなく1級を買うのはちょっとためらうかもしれません。広域、村名ともちょっと高い気もしますが、出来もそこそこ良いのでそれを反映しているからでしょうか。

 

おまけでいただいたワインは、


ドメーヌ・グラン・モンミラーユ ボーム・ド・ヴニーズ 2010

Beaumes de Venise Domaine Grand Montmirail 2010

2000円強のワインで、セパージュは、グルナッシュ75%/シラー10%/ムールヴェードル10%/カリニャン5%

で、ボーム・ド・ヴニーズがジゴンダスのすぐ南と言われれば、納得です。

 

ジゴンダスというとドメーヌ・サンタ・デュックの完熟濃厚なワインを思い起こしますが、このヴニーズはタンニンはかなり強いのですが、熟成感少なくどちらかと言えば若い感じで青臭さもあってさらっとしており、そのあたり価格相応です。タンニン好きの方には、苦みは少ないので、向いているかもしれません。