ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ ブラン 2013 | 瓢箪仙人のブログ

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ネットで調べてわかったこと、自分が飲んだワインの感想の備忘録としてのひとりごと。自分自身の備忘録となるとともに、読者の皆様の参考になるような情報提供となるよう、努めていきたいと思っています。('21.11.12. 東京都小金井市 ジュウガツザクラ)

Domaine Gros frere et soeur Bourgogne Hautes Cotes De Nuits Blanc 2013

 

ブルゴーニュの広域のシャルドネの白ワインで、造り手はグロ家の名の知れた一員です。

この造り手のものは、何を飲んでも安定して美味しく、安心して買うことができますが、最近は値が上がってきたのが玉の傷です。胸躍る期待がなくても、たまには、外れなく美味しく飲めるワインが飲みたくなるものです。

 

 

まぎれもなくそれとわかる金色の盃のあるラベルで、この図柄のものをこれから飲むことを思うと今まで外れたことがない経験からか、落ち着きます。

 

 

キャップシールの側面にも盃が描かれており、葡萄の図柄のある盃であることがわかります。

 

 

キャップシールトップにも盃が描かれています。

穴は、あけられていません。

 

 

濃いめのきれいな黄色のワインで、栓は木目はありますが人口コルクっぽい手触りです。

細かい気泡が発生しましたが、炭酸味は感じませんでした。

 

 

開栓直後は、樽香とともに微かに亜硫酸の香りがしましたが、すぐに消えライチーかピーチのような花の香り、酸味ははっきりしており果実味は強く、石灰のミネラル感があり、後味には長めにの果実味とともピーチの香り、微かに苦みが残ります。蜂蜜や炒ったナッツの香りはなく、熟成したシャルドネの雰囲気はありません。

 

全体としては重い傾向で、あるかないかわからない程度の舌を刺すような雑味がありますが、全体的なバランスはよく、酸味、果実味や香りがはっきりしているので、繊細な料理というよりは、チーズが入ったホワイトソースのように味のしっかりした料理が向いているように思います。

 

微かなの雑味があるところが良い造り手の上等なグランクリュには及ばないところですが、広域物の標準として時を待たずして日常的においしく飲める、よくできたワインで、変わった白ワインを飲んだ後に飲むと、こうあるべきと何となくホッとするワインだと思います。