ラブ&マーシー 終わらないメロディー 

「ザ・ビーチ・ボーイズ」の中心メンバーとして数々の名曲を生み出す一方で、音楽制作の過程で精神的に極限まで追い詰められるといった逸話でも知られるブライアン・ウィルソン。彼の栄光と苦悩の半生をブライアン本人公認のもと映画化。

 

1960年代「サーフィン・U.S.A.」をはじめとするヒット曲により人気の頂点にいたザ・ビーチ・ボーイズ。当時のリーダーでその作曲の大半を手がけていたブライアンは、新たなサウンドを模索するが、新作へのプレッシャーからアルコールとドラッグに依存してしまう。

それから20余年、低迷の中にあったブライアンに再び希望の光をもたらしたのは、美しく聡明な女性メリンダとの出会いだった。

監督は、アカデミー賞を受賞した「それでも夜は明ける」のプロデューサーで、本作が初監督となるビル・ポーラッド。2つの時代のブライアンが21役で演じられ、60年代はポール・ダノ、80年代はジョン・キューザックがそれぞれ演じている。

 




スタッフ

監督             ビル・ポーラッド

製作             ビル・ポーラッド

               クレア・ラドニック・ポルスタイン

               ジョン・ウェルズ

製作総指揮  アン・ルアーク

       ジム・レフコウィッツ

       オーレン・ムーバーマン

脚本             オーレン・ムーバーマン

               マイケル・A・ラーナー

音楽             アティカス・ロス

 

 

キャスト

ジョン・キューザック  ブライアン・ウィルソン1980年代)

ポール・ダノ ブライアン・ウィルソン1960年代)

エリザベス・バンクス  メリンダ・レッドベター

ポール・ジアマッティ  ユージン・ランディ

ジェイク・アベル    マイク・ラブ

ケニー・ウォーマルド  デニス・ウィルソン

ブレット・ダバーン   カール・ウィルソン

グラハム・ロジャース  アル・ジャーディン

 

作品データ

原題  Love & Mercy

製作年 2014

製作国 アメリカ

配給  KADOKAWA

上映時間  122

受賞歴  第73回 ゴールデングローブ賞(2016年)

 

 

天才は3つの状態に追い込まれると思っています。

①すばらしい結果を残して活躍する

②結果を出すが、プレッシャーで不調になり消えていく

③結果が出ないで消えていく。

 

できれば①の結果が出ればいいのですが、そうはいきません。いろんな原因がありますが、自分の能力を発揮できない・コミュニケーションがうまくいかないなど、自分の考えを共有できないことなどがあります。今回は結果を出すが、プレッシャーで落ち込んでいくブライアン・ウィルソン。女性との出会いで少しずつ回復してきます。才能があっても、周りの人間とコミュニケーションをとってスムーズにやっていかないと、周りの人間は天才を理解できなくて、嫌がられます。1人の存在と出会うことで大きく変わるのを見ていると人間関係は大切にしたいと思いました。