ジャニーズの人気グループ「NEWS」の加藤シゲアキが2012年に発表した処女小説を、「世界の中心で、愛をさけぶ」「北の零年」の行定勲監督が映画化。脚本を担当する若手劇作家・蓬莱竜太と行定監督が原作を大胆にアレンジして再構成し、小説では明かされなかったエピソードも描く。

 

人気俳優の白木蓮吾が急逝した。自殺か他殺かも判明しない中、彼の少年時代からの親友で死の瞬間にも立ち会った売れない俳優・河田大貴に世間の注目が集まるが……。テレビドラマ「半沢直樹」や「水球ヤンキース」などで俳優としても注目を浴びる「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が映画初出演にして主演を務め、「そこのみにて光輝く」の菅田将暉、「海街diary」の夏帆、「誰も知らない」の柳楽優弥といった若手実力派が脇を固める。

 

キャスト

中島裕翔  白木蓮吾

菅田将暉  河田大貴

夏帆    サリー

 

 



俳優・白木蓮吾が、突然、死んだ。第一発見者は幼い頃からの親友・河田大貴。蓮吾に何が起きたのか?動揺する大貴は6通の遺書を手にする。 遺書に導かれ、蓮吾の短い人生を綴った伝記を発表した大貴は、一躍時の人となり、憧れていたスターの地位を手に入れる。初めてのキャッチボール、バンドを組んで歌った学園祭、幼馴染のサリーをとりあった初恋・・。輝かしい青春の思い出と、蓮吾を失った喪失感にもがきながらも、その死によって与えられた偽りの名声に苦しむ大貴は、次第に自分を見失っていく。なぜ、蓮吾は死を選んだのか?蓮吾の影を追い続ける大貴がたどり着いた蓮吾の死の真実とは。

 

親友で同じ仕事に就いた2人。1人は売れて、1人は売れない。この二人の差が残酷な現実を感じる。突然亡くなった白木蓮吾を発見した河田大貴。その人生を伝記で話題を集めて人気にになる。なんとも言えない感じですが、売れたかった人間にとっては、どんな形でもチャンスです。そのチャンスを手にしてスターになったはいいが、現実との差に苦しみ、その先にどのような決断をするのかドキドキしながら楽しみました。最後の最後で衝撃的な展開になりますが、そこは観てのお楽しみです