日本一幸せな従業員をつくる!
「日本でいちばん心温まるホテル」と言われるホテルアソシア名古屋ターミナル。総支配人・柴田秋雄の方針はただ一つ、顧客満足よりも従業員満足、つまり「日本一幸せな従業員をつくる」ことだった。ホテルで本当にあった感動エピソードを元にした物語。
目次
第1話 私に、ありがとう
第2話 涙味のスープ
第3話 夢の逆転ホームラン
第4話 お客様からのおもてなし
総支配人の柴田秋雄(しばた あきお)さんとは??
昭和17年岐阜県中津川市生まれ、岐阜県立岩村高校卒業後、昭和36年4月国鉄に就職、31歳で当時の鉄道労働組合名古屋地方本部の専従役員となる。平成4年からJR連合の事務局長。平成6年に名古屋ターミナルホテルの販売促進部次長に転身。その後平成10年総務部担当部長、12年取締役総支配人、15年常務取締役総支配人、17年代表取締役専務総支配人に就任する。この間4期赤字のホテルを7期連続黒字のホテルに再生した。現在は、一般社団法人アソシア志友館を設立。理事長として、講演やイベント企画、執筆などを通して、絆や優しさ、ぬくもり溢れる社会を目指して活動を展開中。著書に『柴田秋雄のホテル再生物語』がある。
特別なホテルではありませんし、周りには外資系の有名なホテルがありますが、ここのサービスを求めてくるお客さんがいっぱいいます。総支配人の方針はただ一つ。顧客満足よりも従業員満足、つまり「日本一幸せな従業員をつくる」ことなんです。最初は一人だけで行動していたのですが、次第に社員も同じような行動をして、自分で考えてお客さんにとって良いことをどんどん行動していく姿を見ていてうらやましく思いました。