「告白」などで人気の作家・湊かなえによる同名小説を、本田翼&山本美月の共演で映画化。「しあわせのパン」「繕い裁つ人」の三島有紀子監督がメガホンをとり、「人が死ぬ瞬間を見たい」という願望を抱える2人の女子高生がそれぞれ過ごす夏休みを描く。
高校2年生の由紀と親友の敦子は、夏休み前に転校生が親友の死体を見たと話すのを聞いて以来、自分も人の死を目撃してみたいと思うように。そこで由紀は小児科病棟でボランティアをはじめ、余命わずかな少年たちと仲良くなって自らの欲望を満たそうとする。一方、陰湿ないじめに遭い生きる希望を失いかけていた敦子は、誰かの死を見れば生きる勇気を取り戻せるのではないかと考え、老人ホームでボランティアをするようになる。知的でミステリアスな由紀役を本田翼が、天真爛漫だがいじめのせいで過度の不安症を抱える敦子役を山本美月が演じる。
キャスト
本田翼 桜井由紀
山本美月 草野敦子
真剣佑 牧野光
佐藤玲 滝沢紫織
児嶋一哉 小倉一樹
原作の湊かなえさんの小説も読みましたが、映像化するとまた違った感じがします。
文字を見ていると、自分の頭の中で映像化して見ているので、自分のなかのものと、他の人が映像化したものでは少し違う感覚です。話は基本暗いですし、ひねくれています。
死に近づくことで何か変わったり、自分の欲望を満たせると思いボランティアを始める。
ボランティアを始めて何が変わるのか、どのように少女たちは変わっていくのかが楽しみですね。最後まで展開を見逃せない面白い作品です。