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「さよなら歌舞伎町」「ヴァイブレータ」の廣木隆一監督が、出身地の福島に暮らす人びとを描いた処女小説を自身のメガホンにより映画化。

仮設住宅で父と2人で暮らすみゆきは市役所に勤務しながら、週末は高速バスで渋谷に向かい、デリヘルのアルバイトをしている。父には東京の英会話教室に通っていると嘘をついている彼女は、月曜になるとまたいつもの市役所勤めの日常へと戻っていく。

福島と渋谷、ふたつの都市を行き来する日々の繰り返しから何かを求め続けるみゆき、彼女を取り巻く未来の見えない日々を送る者たちが、もがきながらも光を探し続ける姿が描かれる。

主人公みゆき役に「グレイトフルデッド」「日本で一番悪い奴ら」の瀧内公美。父親役の光石研のほか、高良健吾、柄本時生、篠原篤らが脇を固める。

 

キャスト

瀧内公美  金沢みゆき

光石研    金沢修

高良健吾  三浦秀明

柄本時生  新田勇人

篠原篤    山本健太

 

 

彼女が何故デルヘルをやり始めたか?なんてことを考えて観ていましたがそれぞれの考え方なので、そこに正解はないのではないでしょうか。

彼女にとって窮屈でやりきれない地元から抜け出させてくれるには都合の良いことだと思っていたのかも知れません。日頃の窮屈ななかで誰でも抜け出したいと思い何かをしようと行動しているのでしょう。そのなかで間違っているのか、正しいのかを不安に思いながら正しいと思っている道を進んでいることに胸が暖かくなります。