野村萬斎が、戦国時代に実在した池坊専好という京都の花僧に扮し、天下人である豊臣秀吉に専好が単身立ち向かう姿を描いたエンタテインメント時代劇。
織田信長が本能寺で倒れ、天下人が豊臣秀吉へと引き継がれた16世紀後半。戦乱の時代は終わりを告げようとしていたが、秀吉による圧政は次第に人々を苦しめていた。そんな中、町衆の先頭に立った花僧の池坊専好は、花の美しさを武器に秀吉に戦いを挑んでいった。萬斎が池坊専好を演じるほか、豊臣秀吉役に市川猿之助、織田信長役に中井貴一、前田利家役に佐々木蔵之介、千利休役に佐藤浩市と、豪華な役者陣が顔を揃える。
キャスト
野村萬斎 池坊専好
市川猿之助 豊臣秀吉
中井貴一 織田信長
佐々木蔵之介 前田利家
佐藤浩市 千利休
池坊専好とは・・・華道家元三十一世。生年不詳 - 元和7年(1621年)。
室町時代後半に活躍した実在の人物。応仁の乱の末に華道の精神を説いた池坊専応、全国に足を運び立花を伝えた池坊専栄。その後を引き継いだのが池坊専好(初代)である。
この時代は戦いの戦国時代で、人の生き死には今よりも身近にあり、今よりも無慈悲なことがあると思われる時代にそれぞれの分野や部門で同じことを考えて動いていた人がいたと思いますが、有名な人物の近くにいた人のことが取り上げられやすいのですね。
今回の池坊専好さんは華道家元で織田信長、豊臣秀吉、前田利家などの時代に花を使って、その時代の大大名たちと渡り合うのはおもしろいですね。