直木賞作家・小池真理子による半自伝的恋愛小説を成海璃子の主演で映画化。
実在した喫茶店「無伴奏」を舞台に、時代に流されて学園紛争に関っていた多感な女子高校生の成長を描く。日本中の学生たちが学生運動を起こしていた1969年の仙台。同級生とともに学園紛争を行っていた女子高校生の響子は、友人に連れられて足を運んだ喫茶店「無伴奏」で、大学生の渉とその仲間たちと出会う。パッヘルベルの「カノン」をリクエストする渉に興味を抱いた響子は、次第に渉に強く惹かれていく。女子高生から大人へと成長する響子役を成海が体当たりで熱演。渉役を池松壮亮、渉の友人・祐之介役を斎藤工がそれぞれ演じる。監督は「三月のライオン」「太陽の坐る場所」の矢崎仁司。
キャスト
成海璃子 野間響子
池松壮亮 堂本渉
斎藤工 関祐之介
遠藤新菜 高宮エマ
松本若菜 堂本勢津子
学生運動の時代が親の少し上の世代なので、まったく空気感がわからないのですが、何か不安定な中に漂っているような感じ。そのなかで成長していく若者の日常を描いていく表現がうまくできています。昔ながらの喫茶店に集う若者、タバコの煙のなかにクラシックが流れる。今とは空気感が違う世界でどのように成長を楽しんでいく作品。
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