俳優や脚本家としても活動しているナビル・ベン・ヤディル監督がメガホンを取った犯罪ドラマ。
政界への転進を視野に入れる退職間際の刑事と彼を尊敬する若手刑事が、突入作戦をきっかけに窮地に立たされる。難民やテロなどの社会問題を織り交ぜながら、物語が展開していく。
ピーター・ファン・デン・ベヒン、スフィアン・シラー、ヤン・デクレール、ダヴィッド・ミュルジアらが出演。
退職を前にしたアントワープ警察の伝説の刑事ヤン(ピーター・ファン・デン・ベヒン)は、極右政党から政治の世界に打って出ようとしていた。彼は若手刑事のドリス(スフィアン・シラー)とコンビを組み、匿名の密告があった麻薬製造所に踏み込む。だが、容疑者として身柄を拘束されたのはヤンの息子のアクセル(ダヴィッド・ミュルジア)…。
刑事退職の日の悪夢の一夜です。これも隠蔽だと厳しいですね。ラストは皮肉な展開になっていきます。
世界中、移民問題・テロ問題などで治安が悪くなっていますが、これからも続いていく問題です。少しでも問題から目をそらすと、どんどん悪くなっていくような気がします。解決できる問題なら良いのですが、なかなか解決できない問題です。

