2018年3月10日公開
上映時間 126分
吉永小百合が主演を務めた、北海道の大地を背景にした『北の零年』『北のカナリアたち』に次ぐ“北の三部作”の集大成となる人間ドラマ。
『おくりびと』などの滝田洋二郎監督がメガホンを取り、戦中から戦後の激動の時代を死に物狂いで生き抜いた親子の姿を描く。息子を、NHKの大河ドラマ「真田丸」やテレビドラマ「半沢直樹」などの堺雅人が熱演。戦争の悲惨さと、生きることの尊さを伝える物語に心を動かされる。
1945年、樺太で暮らす江蓮てつ(吉永小百合)は、8月にソ連軍が侵攻してきたために2人の息子と一緒に命からがら北海道の網走まで逃げる。凍てつく寒さと飢えの中、てつたち親子は必死に生き延びるのだった。1971年、アメリカで成功を収めた次男の修二郎(堺雅人)は日本初のホットドッグ店の社長として帰国し、網走へと向かう。
樺太で生活していた親子が戦後の日本から高度経済成長を通じて描かれた作品。戦中に樺太から網走まで逃げて、子供2人を育てるてつ。息子がアメリカから帰ってきて、成功した息子との関係に感動です。よくない時でも目の前のことに集中して取り組む人間を見て感動しないわけはありません。広大な自然のなかで小さな人間が一生懸命に生きるたくましさに感動しました。