「エイリアン コヴェナント」「X-MEN」シリーズのマイケル・ファスベンダー主演によるクライムアクション。
犯罪を生業としているカトラー・ファミリーの後継ぎでドライバーとして犯罪に加わってきたチャドは、犯罪稼業から足を洗い、妻と幼い子どもとともに新天地での生活を考えるが、その望みは絶対的な力で家族を支配する父によって阻まれてしまう。ある夜、父に強制されて州総督の邸宅に強盗に入ったチャドは警察の追跡を猛スピードで振り切ることに成功する。しかし、その事件を境に父と息子の絆が取り返しのつかない方向へと狂い出していく。
ファスベンダーが主人公のチャドを演じ、父親役に「アサシン クリード」に続き2度目の父子役となったブレンダン・グリーソン。監督は「ケミカル・ブラザーズ」の映像作品などを手がけ、本作が長編劇映画初監督となったアダム・スミス。音楽を「ケミカル・ブラザーズ」のトム・ローランズが担当。
ファスベンダーの父親が絶対的な存在でありながら周りからも恐れられている親子の関係がやっかいだな。チャドが犯罪稼業から足を洗って妻と幼い子どもと新天地に行こうとするがダメだった。親父としては、一番近くの息子を手放したくなかったのかね。妻と幼い子どもがいたら足を洗うのは正常な考えですね。
張り詰めた緊張感や渋い雰囲気の犯罪映画だと思っていたのですが、最後は爽やかな映画でした。