19世紀のビクトリア朝ロンドンで起きた連続猟奇殺人事件を題材に、史実と虚構を織り交ぜながら描いたピーター・アクロイドのミステリー小説を映画化。ロンドンで連続殺人事件が発生し、容疑者として4人の名前が挙がった。その中には日記に殺人の美学をつづっていた脚本家クリーもいたが、彼は既に別の事件で死亡しており、女優である妻がクリーを毒殺したとして逮捕されていた。連続殺人事件を追う刑事キルデアは、クリーの妻の裁判の行方を見守るうちに彼女の無実を確信。彼女に言い渡された絞首刑が執行されるまでのわずかな時間で、夫殺しの真犯人と連続殺人事件の真相を追う。
19世紀末ロンドンを舞台に無差別連続殺人鬼とベテラン刑事の対決のお話です。なかなか一筋縄ではいかない「仕掛け」がとても秀逸で楽しんで観れました。
当時の実在の人物が殺人の容疑者として登場するのが面白い。そして、当時のロンドンの様子を詳細に再現していたものが見ものです。
原作は海外でも高い評価を受けているミステリー小説だそうで、映画を観終わったら調べてしまいました。