とお送りしてきた昭和ウルトラシリーズ ロケ地巡りも今日が最後。
まずは『ウルトラセブン』第45話 「円盤が来た」
名作ですね~。
 
この話のロケ地のポイントは
 
●多摩川の河川敷
●小田急の通る橋
そして
 
●奇妙な形の給水塔
 
です。
この3つを組み合わせると、特定しやすいと思います。
 

 

ゲストキャラクター、フクシン君が自転車で走る河川敷。

 

 

50年を超える歳月で、道や堤防の位置が変わってしまいましたが。
送電線の位置と、対岸の建物から、ここではないかと。
 
比較的、特定が容易な、小田急線の通る橋ですが
 
現在、小田急線は複々線化されているので。
その工事の際に、微妙に橋の位置は変わったかも知れません。
 
 
そして、給水塔のある団地。
 
 
撮影用ではなく、本当に工事中だった様ですね。
 
 
撮影ポイントは、現在は駐車場になっています。
なお、この給水塔は1本ではなく、団地内に何本もあるので、ご注意を。
 
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そして、この団地は、他のエピソードでも使われています
『ウルトラセブン』第9話 「アンドロイド0指令」。
 
 
チブル星人が、おもちゃ屋のおじいさんに化けて、おもちゃに模した兵器を子供たちに配るシーンで使われた公園があります。
 
 
現在は、当時あった遊具はほとんど全部、取り壊されて、姿が変わっています。
画面に映った近くの団地の棟番号がないと、特定できない所でした。
 
 
劇中では、遊具の穴越しにポインターを捉えた印象的なショットがありますが、この遊具も、もうありません。
 
 
同じ位置から。
遠くに見える建物が同じなのが、わかると思います。
 
さらに、この団地は『ウルトラマン』でゴモラの出てくる「怪獣殿下」でも使われています。
お話の舞台は関西ですが、東京でロケしていたんですね。
おそらく予算がかかるので、メインキャストしか関西に行っていないのでしょう。
 
 
上記の場所を、ほぼ同じアングルから。
いやぁ~、ホント草木の成長が凄いですね!
 
逆に言うと、木がまだ生えていなくて、コンクリート剥き出しだった団地は、昭和40年代初期には、相当、未来的な建物に見えたんでしょうね。