稚内市の大雨災害を調査
(9月25日付公明新聞)
公明党の横山信一参院議員は20日、大雨による河川の氾濫や土砂崩れが相次いだ稚内市を訪れ、災害復旧のあり方などについて関係者と意見を交換した。これには、鈴木茂行、近藤文恵の両市議が同行した。
横山氏はまず、市役所で工藤広市長と懇談。台風12号から変わった温帯低気圧の影響で、5日からの数日間で平年の約2カ月分の降水量を記録し、市内を流れる四つの河川が氾濫するなど大きな被害が出た状況について説明を受けた。工藤市長は、「河川の一部を市が管理しているが、甚大な被害であり、市の負担だけで復旧するには財政的に厳しい」と述べ、国による支援を求めた。
この後、一行は、土砂崩れのため地域住民が最長9日間にわたって避難生活を余儀なくされた港3丁目地区など3カ所を視察。横山氏は、「市街地のほか牧草地などにも被害が及んでいる。市民生活や地域の経済活動に与える影響を少なくできるよう、関係機関に強く働き掛けていく」と話した。
これに先立って横山氏は、利尻、礼文の両島を訪問。大雨による土砂崩れなどによって被害を受けた道道やコンブ漁場などを視察し、関係者から要望を受けるとともに、今後の対応について協議した。戸嶋郁夫・利尻富士町議が同行した。