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がーこと申します

 

約2年のタイミング法での不妊治療後、

一卵性双生児(MD双胎)の女の子を授かりました

現在妊娠8ヶ月です

 

双胎間輸血症候群や不妊治療、

マッチングアプリの経験談、

妊娠出産などについて書いているので

覗いてみてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ階にある別の診察室へ移動し、

今度は経腹エコーで羊水や子どもたちの様子を確認することに。

 

診察室前の待合には『睡眠が必要な検査をしています。お静かに』

との張り紙があるためか、

何組か男女のペアや親子が待っているのにその場はしんとしています。

「きっと聴覚スクリーニング検査じゃない?

あれはたしか赤ちゃんが眠ってから脳波を見るやつだったような」

と張り紙を見ながら義母が話します。

 

ここに待つ人たちは同じ境遇の人もいるのかな。

不安な気持ちを胸にしまって静かに待っているのかな。

 

勝手に横に座る夫婦らしき男女に親近感を抱きながら待っていると、

「がーこさん、どうぞ」と名前が呼ばれました。

 

 

空いたドアを抜けると、

既に薄暗く照明が落とされた部屋の中に、

さっきのM先生含む3人ほどが待っていました。

 

促されてベットにお腹を出して横になり、

温かいジェルが塗られてエコーが始まります。

 

すぐ横にあるモニターに、

いつものように色黒の画面がうごめき出し、

その様子を、3人の先生たちも一緒に見守っています。

 

途中でさらに2人ほどカーテンの向こうから別の先生が登場し、

M先生と「レシペがここでしょ、こう繋がってるからここからいけそうだよね。」

など素人には分からない医療用語を操りながら会話が進んでいます。

 

ちょうど『コウノトリ』という医療ドラマを見ていましたが、

ドラマの中では視聴者に分かりやすい言葉をお医者さんたちが使っていたけど、

実際はその場で会話を聞いていても分からないものなんだなあ

などと創作物と違うリアルを体感していました。

 

もうひとつ思ったのは、

今までエコー見る時はこんなに何人ものお医者さんが一緒に

診てくれるということがなかったので驚いたこと。

数名の目で見てもらえると、

それだけいろんな目で見てもらえるということなので

安心感がありました。

 

 

しばらくすると、M先生が話し始めます。

 

「今、羊水量は前回と変わらず多い方は10センチ、

少ない方は2センチほどです。

赤ちゃんたちも、まだ膀胱が見えていて元気です。

この様子だと、今日すぐにでも手術しないといけないという

状況ではなさそうです。

明日も見てみて、ベストタイミングを見極めながら手術するのが

いいだろうという見解になりました。」

 

ベストタイミングっていうものがあるのか。

でもとにかくお腹の2人は元気なようだし、

とりあえず今日いきなり手術じゃなくてよかった…。

 

「分かりました。

それで大丈夫です。

これからよろしくお願いします。」

 

ここで終わりかな、と思っていたら、

 

「1番ちゃんはお顔が見えなさそうだけど

2番ちゃんはいけるかな…」

と、M先生が白黒だった画面から

サーモンピンクがモコモコとうごめく画面へ切り替えました。

 

「これが4Dエコーか!!!!」

 

これが初めての4Dエコーだった私は心の中で大興奮。

 

すぐに2番ちゃんと言われる妹の方の顔が立体的に浮かびました。

少し下を向いたように俯き、

顔の前で手を動かす様子まで鮮明に見えます。

 

M先生は2枚写真を撮った後、

エコーの終わりに

「ほら、口元に手を置いてるとこ、かわいいですね」と

手渡してくれました。

 

 

義母も立体版エコーは初めて見たため、

「最新の機械は凄いわねー!!」

と喜んでくれています。

私も嬉しくて、

「なんか(夫の名前)に似てません!?」

なんて待合室で盛り上がりました。

 

2日前に転院になった時は不安ばかりだったけど、

初めてお腹の子の顔が鮮明に見られた。

先生たちもエキスパートが揃っていそうだったし、

悪いことばかりじゃないな。

実物感のある写真を見ると、

よりお腹の子たちへの愛情が生まれる感じがしました。

 

 

 

手術はとりあえず後日になり、

今日やる検査と診察は終了。

これから入院の手続きをして、

いよいよ人生初の入院生活が始まります!!

 

 

 

(つづく)