744『小説家を見つけたら』→黒人少年と老作家の交流 | 映画横丁758番地

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生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。

ニューヨークの下町ブロンクス。

文学の才能を持つ16歳の黒人少年は、友人たちにそそのかされて、とある

アパートの一室に忍び込んだものの、あわてたために自分の荷物である

リュックを忘れてきてしまいました。

ところが後日、手元に戻ってきたリュックの中の自分の創作ノートには

なんと赤字で批評がされていたのです。

 

忍び込んだ部屋の持ち主は老作家だったのです。

しかも、処女小説でピュリツァー賞を受賞し、次回作を期待されながら姿を

消したというかなり謎めいた人物です。

少年はそうした老人に興味を持ち、作文を持ち込んで強引に添削を頼み込みました。

次第に腕を上げた少年は老作家の部屋で書いた文章を学校の作文コンテストに

提出します。

 

ところが、学校側が急速に上達していく少年の文章力を怪しみ、提出された

作文を「盗作」と決めつけたことで、少年は退学処分の危機に追い込まれて

しまいます。

 

そして、作文コンテストの当日に老作家は学校に姿を見せ、少年の苦境を

救うのでした。

やがて少年の卒業が近づいたある日のこと、一人の弁護士が少年の前に

現れて、こんなことを告げるのでした・・・

 

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「小説家を見つけたら」 2000年 監督:ガス・ヴァン・サント/  

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左から)ロブ・ブラウン/ショーン・コネリー/

 

出演は、当初の「007」シリーズで一躍名を上げ、後の

1987年『アンタチャブル』(監督:ブライアン・デ・パルマ/)

でAW助演男優賞を獲得したショーン・コネリー

 

文才ある黒人少年役は、ロブ・ブラウン

2005年『コーチ・カーター』(監督:トーマス・カーター)

2007年『レッスン!』(監督:リズ・フリードランダー/)

2018年『クリミナル・ミッション』(監督:ジャッキー・アール・ヘイリー/)

などの作品にも出演しているそうですが、残念ながら筆者はあまりよく知りません。

 

少年の教授役には、

1984年『アマデウス』(監督:ミロス・フォアマン/)

で、天才・モーツァルトのライバルとなった音楽家・サリエリを演じ、

見事AW主演男優賞に輝いたF・マーリー・エイブラハム

 

他にも

1993年『ピアノ・レッスン』(監督:ジェーン・カンピオン/)

でAW助演女優賞を獲得したアンナ・パキン/

 

弁護士役で、

1997年『グッド・ウィル・ハンティング』(監督:ガス・ヴァン・サント/)

でAW脚本賞を受賞し、同主演男優賞にもノミネートされたマット・デイモン

 

監督は、

2012年『プロミス・ランド』(出演:マット・デイモン/ほか)

などのガス・ヴァン・サント/が務めました。

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。

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