695「プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵」→集団脱獄の実話 | 映画横丁758番地

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生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。

アパルトヘイト(白人黒人/人種隔離政策)体制下の南アフリカ

共和国を舞台に、難攻不落の刑務所に投獄された人種差別撤廃

運動家が集団脱獄に挑戦した姿を描いています。

 

1978年に実際にあった出来事がノンフィクション

Inside Out: Escape from Pretoria Prison』として上梓され

それを原作としているとのことです。

 

南アフリカ共和国というとついついマンデラ大統領をイメージ

しやすいのですが、彼が27年の投獄生活の末に釈放を得たのが

1990年のことだそうですから、本作に描かれた出来事は

マンデラ自身もまだ投獄されていたことになります。

 

それはともかく本作の見どころは作品タイトルにも謳われている

ように「鍵」にあります。

刑務所内で木工の作業を課されていたことを幸いに、監視の目を

盗み、刑務所の鍵を木で複製します。

この「木製鍵」という点が、映画的にも面白い。

 

しかし、そこは刑務所ですからさすがに複製は容易でなく、コトは

なかなかうまく運びません。

映画的にはそこがハラハラドキドキとなって盛り上がっています。

 

何気に観る機会に恵まれたものですが、その割にはしっかり

楽しんでしまいました。

 

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「プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵ハリエット」   

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       2020年 監督:フランシス・アナン/

 

 

左)ダニエル・ウェバー/右)ダニエル・ラドクリフ/

 

出演は、「ハリー・ポッター」シリーズですっかり人気俳優に

なったダニエル・ラドクリフ/

「ハリー・ポッター」からは想像しにくい髭モジャ顔で登場

しています。

 

脱獄仲間の役にダニエル・ウェバー/の名がありましたが、

よく知らないだけでなく、その他の俳優についても

まったくと言っていいほど知りません。

イギリスとオーストラリアによる映画製作という点もあって、

日本では知名度が低いのかもしれません。

 

監督についてもその通りで、フランシス・アナン/の名が

ありますが、残念ながら寡聞にして存じません。

 

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。

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