おはようございます。
GAFnetブログへようこそ、、
今日は せいじ がお伝えします…

生憎の雨です。梅雨が本格化してきました。
熊本から鹿児島への新幹線は最近よく運転見合わせとなります…

昔よりも安全基準が厳しくなった、そんな感じを受けますね。

どちらが良いのか、それはよく分からない。
リスクをテイクするのか、リスクをヘッジするのか…

それはその時の状況によるのだろう、、柔軟に事に対処するということが必要である。

言葉で言うのは易く、行うことは難し。

柔軟に対処できる人が何人いるだろうか…

本当の意味からすればほぼいないのだろう。

私たちは生まれた時から、その環境の中で様々な体験をし、その体験は私たちのパーソナリティを創り上げていく。

それは、気づかないうちに創られていく。

特に私たちがまだ家族以外の他者との関わりを持たない頃に出会った体験は特にそうだろう。

それは、比較する対象がないからだ。

家族のルールが当たり前だと信じ、それが普通であると教えられる。

そして、そのルールに適応する身体が創られていく。
それは感覚的なものや行動と言ったことまでそのルールに支配されていく。

そのルールが私の価値観としての根っことなる。

とても厄介な私の根っこである。

価値観というものは私が生まれてからの体験の積み重ねだ。その価値観は社会や文化、環境、他者との関係性において私の中へと根づく。

ほとんどの人々が、特に、親が持つ価値観を取り入れて生きていく。それを私の価値観だと勘違いして。

まあ、それは仕方のないことかもしれない。

私たちが生まれた時から一緒に過ごす多くは親なのであるから、親の価値観を取り入れたとしてもそれは仕方ないことだ。

そして、私たちが子供であるなら、親の言う通りに生きなければ、私たちは生きていけないのだから。

このように日常の体験の中で私たちは偽物の価値観を手に入れ、それが本物の価値観だと信じて生き続ける。

ただ、このことが悪いというのではない。こんな価値観を持って、生きることも一つの生き方だろう。

そして、この生き方は、生きやすいのか、生きづらいのか、私が生きているのか、何だか私が私でないように感じるのか…

この他人の価値観を背負ったままの生き方をしているなら、大抵の人は大人になればなる程、違和感を感じ、生きづらさを感じることが多いようだ。

それは当たり前の感覚であろう。

何故ならば、他人の価値観を背負うということは、言うなれば、他人の人生を生きているのと同じなのだから。

親の期待を一身に背負う。しかし、大抵、この期待は親の達し得なかったことを達成させるための期待である。

親の言う通りのレールの上を歩む人生。

これもまた、親の言いなりになった、親の人生を歩むのと同じことだ。

私とは何者で、私はどこへ進もうとしているのか、私の人生とは何なのか…

何処かで混乱が起きてしまう。

そして、この私の物だと信じて疑わない偽りの価値観を捨て去ることに恐怖を覚える。

それは、私の存在が無くなると感じるのだ。

だから、私たちはこの偽りの価値観をいつまで経っても捨て去ることはできない。

私の身体全体がこの価値観によって覆われ、この価値観によってガチガチに固められている。

そんな私に柔軟性などと言う感覚があろうはずはない。

私の中にあるのは、親たちから取り入れた、頑固な価値観の塊だけである。

私の実際の身体にもガチガチな緊張が至るところに表れる。

歯を食いしばり、首から肩にかけてガチガチに固め、呼吸は浅く、横隔膜の活動は停滞し、筋肉の鎧を纏うのだ。

その鎧の下には私という存在を示してくれる本物の私の価値観が隠されている。

この事に私は薄々感じてはいるのだが、これまで感じたことのないそんな価値観に不安を覚える。

今の価値観を捨て去って、私の奥深くにある別な価値観に手を伸ばしても、それは幻想であったならどうしようか、そうなれば私という存在はこの世から消え去ってしまうという恐怖に怯える。

しかし、そんなことは微塵もないということにゲシュタルト療法家は既に気づいている。

他人の価値観という呪縛から解放され、私の真の価値観を手にする術をゲシュタルト療法家たちは既に知っている。

それは、ただ単に、私がこれまでの人生を他人のために生きてきたんだ、と気づくだけである。


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