今となっては貴重なデータに! | ガチャの余韻が消えるまで 

ガチャの余韻が消えるまで 

難病CIDP+SPIDDM+気管支喘息+糖尿病腎症と闘う
障がい等級4級の音楽家! 

2021年9月18日、永眠。

 

 

ガチャピンベースの妻です。

 

 

 

昨年の10月に、パントマイムの伴奏でピアノ演奏する機会を頂いた時の

ガチャピンベースの実質最後となった人前でのパフォーマンスを

この度ご親切に、先日偲ぶ会までしてくださった団体様が

映像に残していたため、それをきっちり編集したものを

2時間に及ぶデータにして、プレゼントしてくださいました。

今となっては、実に貴重な映像データとなりました。

 

 

我が家は今、遺品整理の真最中。

家中、廃棄処分品と保存品と保留品とで

ひっくり返っておりまして・・・

生活スペースですら、確保がやっとという状況で

足の踏み場にも困ってしまうくらい、凄いことになっているので

正直、そういうものを聴く態勢にはなっていないのですが・・・

 

PCで動画を視聴すること自体、本当に久しぶりだな・・・と思いながら

散らかったテーブルのモノをどけて、送って頂いた映像を再生。

掻い摘んで断片的に拝見いたしました。

 

 

ガチャピンベースのパフォーマンスの全盛期を知っている人が見たら

ギョ!うわ~・・・とお嘆きになる痛々しいものではありましたが

若かりし黄金期には出し得なかった、深みと味わいと切なさと・・・

色々入り混じって、心に沁みる温かいサウンドに仕上がっていたかな?

と無理やり称えてみました。笑 

 

指先にもほとんど力が入らず、うまくコントロールできなくなっていたため

かつてのように思うような演奏ができずに、どんなにか歯痒い思いで

臨んでいたはずですが、演奏できることがとにかく幸せだったようで

素晴らしい時間を頂けたと、コロナ禍でも会を催しお招き頂けたことに

心から感謝していたことでしょう。

 

それに何より、そんな危なっかしい状態のガチャピンベースの生演奏を

ハラハラしながらも、温かく見守り受けとめてくださった観客の皆様に

今更ながら、お礼を申し上げたいです。

 

 

ここにそのデータを載せたいところですが

著作権・肖像権などの問題がありますので

皆様に公開できないのが残念です。

 

 

 

改めて、故人の映像を観るというのは、結構辛く切ないものですね。

いろんな思いが重なって、直視できない場面もあったりします。

 

遺品の中でも、特に写真や録音の類はどうしたものか

アナログ時代を人生の大半過ごしてきた世代ですので

沢山あり過ぎて、凄く悩んでしまっております。

 

それにしても、普通の同世代男性の7倍~10倍はある

ガチャピンベースの遺物・・・

本当に途方に暮れる量で、ため息ばかりの日々です。

 

 

 

 

                      ガチャピンベース 内