こんにちは、りこみです。

 

比叡山の麓に広がる坂本の街。

延暦寺で修業を経た老僧が隠居した

里坊がたくさん残るエリアなので

お寺が多いということのようです。

 

 

その1つ、旧竹林院を訪れてみました。

坂本の街は立派な石垣が印象的ですが

この入り口の両脇にも築かれていました。

 

 

二階建ての主屋からは

広々とした庭園を眺めることができます。

 

大きな座卓がリフレクション写真用に

置かれているので

私たちも代わる代わる撮ってみました。

三人で撮っては見せあいっこ。

ちょっとした角度で印象がずいぶん

変わるもので。

 

 

縁側に座ってのんびりと

起伏のあるお庭を眺めます。

 

観光地ではありますが

訪れる人もまばらで

とても静かなお寺です。

 

 

これが「大津絵」ですね。

江戸時代のポップアートとも言われ

注目されているらしい。

初めてお見かけしました。

 

独特なタッチ。

鬼なんだけどどことなく

ユーモラスで親近感のある絵です。

大津市内にある大津絵美術館へも

いつか足を運んでみたいような。

 

 

二階も大きな広間があります。

ここでもリフレクション写真を

撮るようの座卓が置かれるという

気遣いがされていました。

 

 

二階からだと

しだれ桜が目の高さに見えて

これが花盛りだったら

どんなに美しいだろう

と想像するばかりです。

 

同じ庭でも眺める高さが違うと

庭の印象も変わり、私は二階から

見下ろすのが好きでした。

 

 

紅葉の枝もすぐそこまで迫る勢い。

まるで手を伸ばせば届きそうな。

これまた数ヵ月先に赤く染まるであろう

光景を想像して…。

 

今の時期は青々と茂った緑ばかりで

色鮮やかさには欠けますが

それでも贅沢なほどの自然環境です。

 

 

外に出て庭を歩いてみました。

 

我が家からは距離があるので

裾野まで美しく見える比叡山ですが

この辺りまで近づくとむしろ近すぎて

どれが比叡山だかわからなくなります💦

 

この庭の奥に見えるのは八王子山と

いって比叡山にも繋がっているらしい。

頂上に日吉大社の奥山が鎮座しているのが

しっかりと見えました。

 

 

園内はせせらぎが。

小さな滝もありせせらぎの

音も心地いいです。

 

山からの水かな?と思って

触れてみるとそこまで冷たくはなく

大宮川の水を引き込んでいるそうです。

澄んで美しい水。

大宮川も清流なのかな、きっと。

 

 

庭を一周して

主屋のあるところまで戻ってきました。

 

比叡山での厳しい修行を終えて

余生を里で送った老僧たち。

どんなことを考えながら

人生の最後を過ごしていたのだろう。

比叡山での修行というとかなり厳しい

イメージがありますので

こんな素晴らしい庭に癒されながら

心穏やかに最期を送ったのなら

よかった…と思います。

こんにちは、りこみです。

 

夏休み中に家族でお出かけした場所が

もう一つがありまして

それが比叡山の麓に位置する

坂本(大津市)の街です。

 

比叡山延暦寺の門前町としてかつては栄え

なかなか趣のある街並みのようで

一度歩いてみたいと思っていました。

 

 

メインストリートは石垣が続き

石垣と小さなせせらぎの水路に挟まれて

遊歩道が続いて歩きやすいし

すごく雰囲気のよい街でした。

 

お寺も多く点在としていて

しっとりとした街並みがすてきですが

京都みたいには全く混んでもおらず。

京都までは電車で15分強で行ける

近さなのですけど滋賀というだけで

観光客はぐんと減るようです泣き笑い

 

 

歩いていたら

ずいぶん貫禄のある古い建物が。

有形文化財ですがなんと

まだまだ現役のお蕎麦屋さん。

300年続くという老舗らしい。

 

 

バルコニーみたいな外の二階部分。

このモチーフ、

私は折り鶴みたいに見えましたが。

店名が「鶴喜」さんだから

本当に鶴だったのかな?

 

あちこち凝っていてまじまじと

眺めてしまう建物でした。

私はお蕎麦よりも

建物が気になるタイプです。

 

 

ところで

観光地の割には意外と食べるお店が

少ない坂本の街。

お蕎麦が有名らしく蕎麦屋さんだけは

目立ちますが…。

 

我が家はこの日、珍しいことに自宅で

蕎麦を食べてきてしまったので

連続の蕎麦は避けたい。

 

観光案内所で「蕎麦以外で」と

紹介してもらった店へ行ってみました。

広いお庭のある自宅みたいなお店です。

 

 

和モダンな店内からは

お庭を眺めながら…。

 

 

ランチは月替わりのようです。

「冷麺」とあったのでそれにしました。

運ばれてきたときは違うものが来た?

と思ってしまいましたが

かき氷が乗ったように冷やされている

つけ麺で斬新。

 

 

上のかき氷を掘っていくと

麺が現れる!

このお店はよもぎが有名なので

よもぎ麺なのです。

彩りが美しいです。

 

そして冷麺という名でしたが実は

よもぎそばでした爆  笑

結局蕎麦になっちゃった?と思いましたが

あまり蕎麦っぽくはなかったので

するっと食べられました。

 

 

よもぎの餅ッフルもプラスして。

和スイーツが充実しているお店で

テイクアウトのお客さんも次々と。

三九良(さんくろう)さんでした。

 

 

街は比叡山に向かって

なだらかな坂になっているので

上りだとじんわりと汗をかきますが

街歩きが楽しそうなところ。

少し坂を上がると琵琶湖が広がるのが

見えるのも爽快でした。

 

見所はいろいろありますが

蒸し暑さもあり欲張らず

お寺は一つだけじっくりと拝観しました。

そちらは今度記すことにします。

こんにちは、りこみです。

 

先月後半、我が家3人の休みを合わせて

ドライブへ行ったのが夏休みらしい

唯一の思い出となりました。

 

涼しいらしいよ、という噂を聞いて

涼みたく行ってみたのが伊吹山です。

滋賀と岐阜の県境に位置しています。

 

 

滋賀では最高峰の1377m。

日本百名山の一つにもなっていますが

私は近畿に来るまで全く

知りませんでした。

 

山頂付近まで車で行けるので

苦労して上りたくない私と娘向き。

ただこの日は山頂には雲が

かかっているのが下から見えました。

山頂からの眺望は賭けだなぁ。

 

ドライブウェイ料金が3000円強なので、

眺望の良さをいやでも期待しちゃいますが

とりあえず行ってみよう!

 

 

途中でガードレールのあちら側に

鹿の親子らしき二頭が!

つぶらな瞳でカワイイ。

…と微笑ましく見ていましたが

山にとっては歓迎できない存在らしい。

鹿の食害がひどくて土砂がむきだしに

なったりと大問題になっているようです。

 

あぁこんな可愛い顔をして泣き笑い

 

 

ハイウェイではぐんぐん高度を上げて

眼下の眺めもかなり開けて

壮大になってきましたが

途中からは濃霧で真っ白な視界に。

 

下から眺めていた雲に入ってきたようです。

 

 

山頂駐車場に着きました。

車から降りると、ぶるっと身震いするほど

涼しい、というか肌寒い。

下界は真夏日だったのに。

 

そこから40分ほど歩くと

山頂まで行けるようです。

せっかくだから歩けるところまで

歩いてみましょう。

 

 

雲の流れがやたらに早いなぁとは

思いましたが、歩いているうちに

どんどん晴れてきた!

 

空を見上げると、早送りのように

すぐそこをびゅんびゅんと雲が

流れていくのが非日常的な眺めすぎて

見入ってしまいます。

こんな雲の近さって。

 

 

大きなネコじゃらしみたいな植物。

サラシナショウマというようです。

秋の訪れを告げる植物らしい。

山の上は確実に秋でした。

 

 

琵琶湖方面を一望できる展望台に

腰を下ろして下界を見下ろすと

何ともいえない爽快な気分に。

あまりにも雄大すぎて。

 

すごい風で帽子など押さえていないと

吹き飛ばされそうな勢いでしたが。

 

 

ここでも雲がびゅんびゅんと

目の前を通り過ぎていき

あっという間に視界がクリアになったり

雲が覆ってきたり。

 

自然のダイナミックさを感じながら

うちはあの辺りかなぁ

などと目を凝らしながら

目印になる建物や山を探しました。

 

とりあえずいやなこととか

悩みとかあってもここに来れば

吹き飛ばしてもらえそうな

別世界でした。

 

いや~、いいところだった。

山々だけじゃなくて琵琶湖まで

一望できるのが景色に変化があって

いいんだろうね、という私たちの結論。

 

下りもどんどん変化していく

景色を楽しみながら。

 

 

お昼時になってしまい

駐車場のスカイテラスにあるレストランで

食べることにしました。

 

夏限定という冷やしたぬきにしましたが

テラスでじっとしていると

涼しいというよりも寒いくらい。

 

後で気温を比較してびっくりです。

下界は33℃の夏日でしたが

山の上は23℃、つまり−10℃だったらしい。

1300m級でそこまで涼しいとは

予想外でした。

 

伊吹山って山の形としてはそんなに

美しくないなと内心は感じていましたが

中に入るととっても美しい魅力的な

山でした。

家族3人ですごく気に入ってしまい

毎年でも涼みにいきたいくらいです。

 

こんにちは、りこみです。

 

先週半ばのノロノロ大型台風のことを

ふり返ってみたいと思います。

自分の住むエリアにいつ頃接近するのか

備えをしながら気を揉む毎日でした。

結果としては、この辺りは幸い

ほぼ影響はなかったのですが。

 

ただ電車が止まったりしたら厄介なので

単発の仕事のエントリーも

見送ったりして。

後から振り返ると

「これなら普通に行けたね」

という展開ではありましたが

まぁそれが単発勤務の良さでもあるので。

 

 

外を眺めると、短い時間で

空の様子が変化していくので

見るたびに軽い驚きがありました。

 

いつも見える遠くの比叡山あたりに

低い雲がたちこめて低い天井の

ようになっていたり。

または一面真っ白く煙り、

山が視界から消えていたり。

 

 

かと思うと台風は過ぎ去ったのかなぁ

と思わせるような夕焼け空が広がったり。

 

私は窓から見える遠くの比叡山が

山裾を広げるこの風景が好き。

 

 

この日は

もうお風呂が沸いていたので

入らないと…と思いつつも

空のこの天体ショーを見逃すのが

もったいなくて日が沈みきるまで

眺めていました。

 

 

娘もベランダに出て

スマホでカシャ!

(よくいろいろ撮ってるけど

インスタにでもあげてるのかね!?)

 

9月1日は防災の日。

大型台風接近という

こんなタイミングだったので

いやでも防災の大切さを感じ

意識が高まる日となりました。

生ぬるく過ごしている日々の中で

こういう危機感を持つ機会は大切。

 

 

さて余談ですが

夕焼けを眺めていると

来た来た、ムクドリの群れ。

 

旋回している群れを目がけて

次々と小さな群れが飛んできて

加わり、どんどん大きな群れになっていく。

 

これは駅の反対側なので

ありゃ~、大変だよねと

対岸の火事を眺めている気分ですが

いつあの群れがこちら側に来るか

わからないよね~💦

 

どんな習性であんなに群れるんでしょう!?

 

 

さて私は単発の仕事と並行して

夏休み期間中だけ短期バイトもしていました。

家からそれほど遠くないんだけど

すごい山奥に来たみたいな道を途中で通り

そこを運転するのが爽快で好きでした。

 

仕事は…というと

お宿で幅広い業務内容だったので

これは向いてるけど、この業務は

ほんと向いていないわ~など

自分の向き不向きがよくわかった。

こんな年になって自分発見というのも

なんですけどニヤニヤ

 

でも同じメンバーで同じ場所というのは

ほっとする空間にもなりつつあって

一カ所で落ち着く良さも感じたり。

いやいや単発はもちろんのこと

短期だからこそ気に入らなければ

期間がくればやめられて

気楽でいいわと再確認したり。

秋からの仕事はどうしよう。

しばらくはまた単発でやりつつ

どうするか考えていこう。

こんにちは、りこみです。

 

8月半ばに家族で京都の

送り火を見たときのことです。

 

急な思いつきで

見ることになったこともあり

晩ご飯のことは何も考えておらず…。

20時半頃まで送り火を見て

それから夕食となると21時くらいに

なっちゃうかな。

 

 

賑やかだった鴨川あたりから

帰り道の寺町通りの方へ歩きながら

良さそうなお店があれば

適当に入ろうか…とぶらぶら歩き。

 

風格のあるお店なども並び

(上は古いお茶屋さん)

寺町はいい雰囲気だよね~なんて最初は

暢気に歩いていましたが。

 

 

お店はほとんど閉まっていて

この辺りで今から夕食を食べられる

気がしなくなってきた💦

 

夫が一軒、チェックしていた店があり

そこへ向かいましたがclosedでした。

やっぱり…泣き笑い

 

もうすぐ21時。

まさかの夕食くいっぱぐれ?と

いうところで煌々と灯りがついている

お店を発見しました。

 

 

救世主のように思えました。

もう何料理でもいいよ、

食べられれば…

みたいな気持ちで入店。

 

 

店の道路に面した手前では

クラフトビールを飲む人たちの姿が。

カフェスタンドみたいなのもあるし

その奥はアジアな雰囲気で。

ものすごく不思議なお店。

 

boobooさん。

3つのお店が同居?

または一つの店がいろいろやってる?

よくわかりませんでしたが複合店らしい。

ここで食べられるのは肉骨茶、

バクテーです。

 

 

入ったときは「21時ラストオーダーです」

と言われ、もうその1分前くらいだったので

慌てて3人そろって

同じバクテーのセットメニューに。

 

骨付き肉からすごくいいダシが出ていて

香辛料といい具合に絡み合って

空腹に染み渡りました。

 

 

せっかくの京都の夜なので

おばんざいとか食べたいよね、とか

食べる前は話していましたが

特定のエリアをのぞいては

京都の夜は早すぎて選択の余地なし。

せっかくの京都らしさからは

縁遠い料理となりましたが

でも私たちの好きなアジア料理で良かった。

 

店内は本場のアジアにいるかのような

雰囲気で、シンガポールとかマレーシアに

ありそうな。

かつての海外旅行の記憶が甦るようで

楽しかった。

 

次にチャンスがあったら

今度こそは計画的にいきたいところです。